ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

泡子堂 @滋賀県米原市

2017年06月16日 | 滋賀県

馴らし運転が続くバイクで岐阜県関ヶ原町まで走る。天気も良く、早朝から家を出たこともあって道路もスイスイと走れ、興がのって滋賀県の中山道・醒井宿(さめがいしゅく)まで足を延ばしてみた。この辺りに来るのは初めて。古い建物を観るのが好きになってから、少々時間がかかってもバイパスを避け、旧道(旧街道沿い)を走るのが定番になっている。バイクを停めて付近を散策。街道に沿って名水「居醒の清水(いさめのしみず)」が流れていてとても風情がある。その途中のぼりを発見し、路地に入ったところにある「泡子堂」へ。幟には「手作り・六方焼」と書かれていた。

店は昭和の菓子屋のまま。客が自分で開けるタイプのガラスケース(分かるかな?)が健在で、その上に置いてある盆の上に目当ての「六方焼」が並んでいた。さっそく店番の老齢のお母さんに包んでもらう。六角形なのかなと思っていたが、厚みのある正方形に近い長方形で、皮の六面がしっかり焼かれているのでこの名が付いているようだ。中にふかふかの白餡が入っている。表面にはゴマ粒が少々。口当たりも軽く、やさしい味で旨かった。すべてひとつひとつ手焼きされているのだそうだ。隣に置いてあった「きんつば」もおいしそうだったナ(勘定は¥120/個)

 


 

↓ 関ヶ原の駅近くにある「関ヶ原醸造(株)」(建築詳細不明)。看板は錆びて読みづらいが、”宮内庁御用”の「関ヶ原たまり」という溜り醤油を作っている。

 

 

↓ 関ヶ原駅前の通りにあった名も無き理容院(建築詳細不明)。木枠のガラス扉、豆タイルの装飾など、まさに理容院といった感じ。

↓ 関ヶ原の鍾乳洞入口の手前には戦中の弾薬庫群「関ヶ原火薬庫(旧・名古屋陸軍兵器補給廠関ヶ原分廠)」(大正3年・1919・建造)が残っている。横には「立哨台」もあった(離れた場所も含めて3基確認)。施設が施設だけに往時は昼夜を問わず歩哨が立っていたらしい。

 

↓ 鍾乳洞に一番近い火薬庫だけ照明や説明がしてあったが、他はほとんど放置状態に見える。これでも以前より綺麗になったらしい(前は倉庫として使われていたそう)。

 

 

 

 


 

泡子堂

滋賀県米原市醒井602

 

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