ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

From The Vault : Sticky Fingers Live at The Fonda Theatre 2015 (DVD+CD) / The Rolling Stones

2017年11月02日 | DVD

From The Vault : Sticky Fingers Live at The Fonda Theatre 2015 (DVD+CD) / The Rolling Stones (2017)

何と(短いけれど)またツアーをやっているというストーンズ(The Rolling Stones)。先日発売されたアーカイヴ映像の最新作品、DVD+CDを予約購入。日本盤の寺田正典氏入魂の長文ライナーノーツは毎回読みたいと思うのだが、さすがにここのところ映像作品も頻繁に発売されてやや食傷気味で(ファンにあるまじき発言…)、日本盤のメリットもライナーノーツ以外には見当たらないので、今回もアマゾンUKでコンパクトなデジパックに入った輸入盤をポチっとしておいた。日本盤が発売されて随分経っているが、忘れた頃に到着した包みを開ける(これがまたちょっと嬉しかったりする)。

今回の作品は2015年に小さいハコで開催されたツアー初日の映像+音源で、1971年発売の名盤「Sticky Fingers」の収録曲を全曲演奏したとあって、当初はライヴのあった2015年にオンラインでスティッキーフィンガーズ収録曲のライヴ音源だけが発売された(写真下・もちろん購入)が、今回はそれらを含むライヴ全曲収録。

アルバム発売当時メンバーだったミック・テイラー(Mick Tayler)はもちろん参加しておらず、小気味良いロック・サクソフォンをブロウしていたボビー・キーズ(Bobby Keys)は2014年に鬼籍に入ってしまった。全米ツアー(ZIP CODE Tour)の先駆けとして行われたライヴだけにその出来が心配だったが、オンライン音源ではかなりしっかりとした演奏で驚いた覚えがある。さすが収録時はひと味もふた味も違うストーンズ(笑)。こうして完全版としてライヴの全体像が音と映像で見渡せるようになると、なかなか充実したスタートだったんだなと再確認。もちろんアジアを周ったツアーが前年にあったからなんだろうけども。

映像を見る。いつものライヴならオープニングに派手なギミックがあるのだが、ここでは普通にゾロゾロとメンバーが登場。これがとても新鮮。ミック(Mick Jagger)の超人っぷりや、キース(Keith Richards)の奔放な演奏はいつもの事として、この公演では思いのほかロニー(Ron Wood)のギターが活躍。ロニーが目を瞑って下の方のフレットで弾くソロってあんまり好きじゃないんだが、ここではなかなか太い音でソロをカマしていて好調。チャーリー(Charlie Watts)は見た目さすがに歳を感じさせるが、タイコやシンバルへのヒットはものすごくハード。新加入のサクソフォニスト、Karl Densonのキャリアは全然知らないが、かなり厚遇されていてビックリ。ただ映像の方ではラッパや、コーラス、キーボードの音はオフ気味で、ロックバンドとしてのストーンズに焦点を当てているようで好感が持てる。時折インタビュー映像が入るので、ライヴ映像としては流れが止まるが、音はCDがあるのでそんなやり方もアリかな。

今の若い人達がこの映像や音を聴いてどう思うのか知らないが(息子は「お爺さんやん!」と放言してました・笑)、この人達がいまだにショービズの最前線に居て、最先端のギミックを駆使してライヴやって、大金を稼いで、オッサンやオバサンを虜にしているのもまた事実。

 

amazon UK にて購入(¥2,473)

  • Format : NTSC
  • Language : English
  • Region : All Regions
  • Aspect Ratio : 16:9 - 1.78:1
  • Number of discs : 2
  • Studio : Eagle Rock
  • DVD Release Date : 29 Sept. 2017

 

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寿ずき @岐阜県岐阜市

2017年11月02日 | 岐阜県(岐阜)

前からずっと気になっていた岐阜市西玉宮町の居酒屋「寿ずき」。何が気になるって、完全に民家(笑)。ガレージだったろう場所がエントランスになっていて、暖簾をくぐると一般住宅用の玄関ドアがあり、インタホンを押して返事を聞いてから店に入る。さすがにちょいと勇気が要るが、2軒目の勢いを駆って「ピンポーン」。人数を訊かれ、1人と答えると「どうぞー」の声。ガチャッと玄関ドアを開けて中へ。つい「お邪魔しまーす」と言いそうになる(笑)。靴を脱いで上がり、奥のキッチンの手前から席へ。中にはカウンター席と小さなテーブル席、それに座敷にも卓がある。すでに先客で賑わっていてカウンターは埋まっているし、座敷にも客が居るので、小さいテーブル席に案内された。「狭いところですいません」と恐縮され「いえいえ」とおしぼりを受け取る。お姉さま2人でやっていらっしゃるが、さすがにカウンター席に座っている客は常連のようでリラックスした雰囲気。

カウンターの上には大皿が並んでいて、惣菜がいくつも盛ってあった。どういう注文の仕方をしたんだったか忘れてしまったが、何があるか見させてもらい、「ポテサラ」と「茄子の煮物」と「ほうれん草の煮付け」をもらう。酒は「花美蔵」の辛口をひや(常温)で。酒は小皿の上にのったグラスで、1升瓶から注ぎこぼしてもらった。家庭的な酒肴をつまみながらこの変わった空間を楽しむ。どう考えてもひとんちのダイニングで一杯やっている気分(笑)。落ち着いた雰囲気かと思いきやカウンターも座敷の方も意外と賑やかで、想像していたよりざっくばらん。そうなると逆に1人は落ち着かないか。ハイボールをおかわりして、酒肴が無くなったところで勘定してもらった。何度か足を運ぶととても居心地のいい場所になりそうだ。(勘定金額失念)

 

肴菜 寿ずき

岐阜県岐阜市西玉宮町2-2-1

 

( 岐阜 ぎふ 玉宮 玉宮町 すずき 居酒屋 小料理 割烹 日本酒 おばんさい お惣菜 はなみくら 白扇酒造 )

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