Chicken Zombies / thee michelle gun elephant (1997)
ミシェル・ガン・エレファント(thee michelle gun elephant)のサード・アルバム。端々にクラシックなロックの影響が強く伺える彼らだからか、ジャケットはブルー・チアー(Blue Cheer)を彷彿とさせる(というかコピー)。オッサンの自分は彼らを後追いで聴いたのだけれど、最初に聴いたのが何かのコンピ盤(コレだったか…)に入っていたこのアルバム収録の「Get Up Lucy」だったと思う。素晴らしいカッティング・ギターとヴォーカルのしゃがれ声(何度聴いてもカッコイイ)。後から映像を見たら思いのほか線が細くてベビーフェイスだったけれど、音的にはとても気に入って中古でマキシ・シングルを見つけて購入した。
収録曲は粒揃いで、やはり勢いがあってなかなかいい。素直にルースターズ・ライクなロカビリーの影響も受けたシンプルなロックンロール。こういう音楽だとある程度の”ポップさ”が無いとアルバム1枚聴くのは辛いものだが、ここでは勢いある演奏と曲のポップさがしっかりと同居していて、アルバムとしてのクオリティーも高い。粋がっていてちょっと気恥ずかしくなるような、勢いまかせ、若さまかせの言葉選びも彼らの特徴のひとつだと思うが、それはここでも健在。後追いだったから当然年下の奴らだろうと思っていたが、メンバーが自分と同世代だと知ってビックリ。
中古店にて購入(¥250)
- CD (2000/7/29)
- Disc : 1
- Label : コロムビアミュージックエンタテインメント