ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Who Else! / Jeff Beck

2017年11月08日 | クラシック・ロック

Who Else! / Jeff Beck (1999)

「少し前のジェフ・ベックも聴いてみよう」第2弾。1999年に発表された「Who Else!」。先の「Guitar Shop」から早や10年(と言ってもリアルタイムでは全然聴いていないのだが)。1曲目の「What Mama Said」は…なんといきなりドラムンベース。ここまでやっちゃっていましたか。当時一世を風靡したドラムンベースには影響を受けたベテラン・アーティストも多く、随分と作品に取り入れられたようだ。でも自分の持っているCDで顕著に影響を思い出せるのはデビッド・ボウイ(David Bowie)の「Earthling」ぐらい(新しめのアーティスト除く)。もちろん流行りものに手を出すと、時を経て陳腐な音に成り下がる危険性もあるのだが、このベックのは何とか持ち堪えている。なかなか面白い。

このままいくかと思いきや3曲目のライヴ音源はスローなブルーズ演奏でちょっとチグハグかな。にしても彼ぐらいの大物になると、こうして大きく自分の演る音楽の舵を別の方向に切るのはなかなか大変だろう。元々彼のギター音は無機質というか硬質な音が多いので、こういったエレクトリックな音との相性はいいんだろうな。ちなみにこのアルバム以降は「テクノ3部作」とも呼ばれているのだとか。ちょっと苦手な雰囲気の曲もあるのだが、果敢に攻めていった勇気を評価したい(←エラそうに)。

オークションにて購入(¥350)

  • CD (1999/3/13)
  • Disc: 1
  • Label : エピックレコードジャパン
コメント (2)
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柳橋きたろう場内 @名古屋市中村区・柳橋

2017年11月08日 | 名古屋(中村区・西区)

久しぶりにメイエキ(名古屋駅)近くの民間市場「柳橋中央市場」の場内に入った。とはいってもこの日は休市日。こちら「柳橋きたろう場内」以外の飲食店は全部休みだ。こちらは地元名古屋ではなく大正13年(1924)創業の「築地玉寿司」が母体。場外のすぐ近くにも店舗がある。何故こんな近くに2店舗あるのか知らないが、やはり卸の店が並ぶ場内にあるこちらの方が雰囲気も面白い。以前に母体の「築地玉寿司」に関するを読んだことがあったのでいつかはと思っていたが、なかなか機会がなく、やっとの訪問。夕方にマルナカ食品センタービルに入ると当然中は一部の通路を除いて真っ暗。警備員の姿は見えるものの、水槽のポンプの音だけがしてちょっと不気味。奥に入っていくとこちらだけポツンと明かりが灯っている。

暖簾をくぐると中はL字カウンターのみの狭い造り。先客は居なかったので適当な席に座らせてもらう。握り手は店長1人。給仕は女性が1人。まずはお酒をぬる燗でもらう(銘柄失念)。錫の徳利と猪口で出てきた。お通しは甘長を煮たものとバイ貝。一息ついた後は熱いお茶に切り替えて握ってもらう。おまかせのセットもあるのだが、やはり適当に自分が好きなタネを告げて握ってもらった。こちら単価が書いてある品書きもあるので明朗会計。値付けは安いがしっかりと本山葵を擦っていて嬉しい。さっそく好物の光り物から。鯵、鯖、鰯、小肌。江戸前握りらしい端正な形でちょうどいい大きさ。ご飯が少し赤っぽく見えるのは照明の加減か、それとも赤酢を混ぜているのかな。どのタネも煮切りを塗ってあるので次々と口に運ぶだけ。鮪、天然鯛、海老。高いものは注文しなかったがどのタネの調子も悪くない。間につまむ酢生姜はキリッとしている。煮穴子。軽く湯がき直したものを炙っているようだ。煮つめの上からカボスの皮を散らしていた。締めは海苔巻(干瓢巻)。「山葵はどうしましょう?」と訊かれたので入れてもらった。最後に焼きたてだという玉子焼をもらって、了。時間にしたら30分位だろうがサクッと食べるにはちょうどいい。会社の経営だが店長も慇懃無礼ではなく自然体だし、無休なのも有り難い。この日はまだ様子見だったが、ふと思い出した時など使い勝手はとても良さそうだ。(勘定は¥4,000程)

この後の記事はこちら

 

 

柳橋きたろう場内

愛知県名古屋市中村区名駅4-15-2 マルナカ食品センター1F

 

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