Original Album Classics / Jeff Beck (2010)
ジェフ・ベック(Jeff Beck)の「Original Album Classics」第2弾は、1980年から2001年に発売されたオリジナル・アルバム5枚(下参照)。5枚のうち後期3枚はこのブログでも既に紹介したが、最初の2枚は持っていなかった(←それだけでこれ買ったのか…)。2枚目の「Flash」にはロッド(Rod Stewart)と共演した「People Get Ready」が収録されていて、当時PVもよく流れていて気に入っていた。果たして70年代のフュージョン・ロックからどんな変遷があったのか。
There And Back (1980)
Flash (1985)
Jeff Beck's Guitar Shop (1989)
Who Else! (1999)
You Had It Coming (2001)
「There And Back」のラインナップはヤン・ハマー(Jan Hammer)、モ・フォスター(Mo Foster)、サイモン・フィリップス(Simon Phillips)、そしてトニー・ハイマス(Tony Hymas)。いかにもフュージョンやりそうな面子(笑)。音は80年代らしくキーボードが主体になってきているが、その音がジェフのギターと同化して違和感が無く、好きか嫌いかは別としてなかなかまとまりが良い。だが85年の「Flash」になると、特に中途半端なヴォーカル曲(イントロはいいのにヴォーカルが入ると途端に…)やシンセドラムの音がちょっと耐えられないレヴェルに…。この時代は誰もがそうだったと言えなくもないのだが…。ただ音としては無機的なジェフらしさもある。唯、ロッドとの共演「People Get Ready」だけはずば抜けて良い。この曲はPVの出来も良く、よく観た覚えがある。ジェフがこの時期にロッドのアルバム「Infatuation」に参加した表題曲もずば抜けて良かったので、この時期に、この2人でアルバムが作れていれば…。
オークションにて購入(¥1,013)
- CD (2010/9/24)
- Disc : 5
- Format: Box Set, CD, Import
- Label : Epic