ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Jeff Beck (1944 - 2023)

2023年01月14日 | クラシック・ロック

ジェフ・ベック(Jeff Beck)が急逝したとのニュースが入って来た。うーん、これには驚いた。これが何年も音沙汰のなかったアーティストだったりしたら「あぁもう年齢が」とか「あぁ病気だったのか」と思うだけだろうが、78歳だとはいっても現役バリバリ。昨年はジョニー・デップ(Johnny Depp)とアルバムを発表して11月までツアーも行っていた。この年代のロック・ヒーローの中では一番活動的だったんじゃないか。容姿はさすがに老けたとはいえ、ジェフのイメージは70年代頃からずっと変わらないし、ギターは全然衰えを見せていなかったからビックリ。何でも”細菌性髄膜炎”とかが原因で急性のものだそうだ。

自分が彼のギターを初めて聴いたのは60年代のストーンズ(The Rolling Stones)をはじめとするビート・バンドの後追いで聴いたヤードバーズ(The Yardbirds)だったろう。でもジェフのギターを意識して聴いていた訳ではなかったし、当時(80年代)でさえ日本ではヤードバーズのカタログは今ひとつ未整理だったので、へんてこりんな3枚組の輸入コンピ盤「Greatest Hits」を買って聴いた覚えがある。ストーンズ繋がりでジェフ・ベック・グループ(Jeff Beck Group)も聴いていたけれど、こちらはアルバムは持っていなかった。ギター・ケースを模した上記のCD3枚組のボックス・セット「Beckology」は早い時期に購入したのだが、まだ70年代のフュージョン期は興味が沸かず全く聴いておらず、それらを聴き始めたのはごく最近。80年代に入ってロッド・スチュワート(Rod Stewart)と共演した「People Get Ready」のギターが素晴らしくとても気に入っていた。ミック・ジャガー(Mick Jagger)のソロ作品でもギターを弾いていたが、その気難しさから噂はあってもツアーに参加するまでには至らず、自分の中でも”孤高”のイメージが強くなった(だってミックの打診を断れる奴なんてそう居ない)。

ジェフに急に興味が沸いたのがBSかCSで放送された「Performing This Week...Live At Ronnie Scott's」のヴィデオを見返してからだった。小さなハコでとてもリラックスしてメンバーとアイコンタクトで演奏している様子と、彼のフィンガー・ピッキングのギターから出てくる緊張感たっぷりの音色とのギャップにうっとりした。こんなスゲー音を出しているんだと今さら。それから最近のアルバムやライヴ盤を全部揃え、苦手だった70年代のフュージョン期のアルバムも揃えて聴くようになった。

今思うに残念だったのは2017年の来日公演に参加出来なかったこと…。来日を知ってセットリスト予習なんかもしていたのに、なぜかのんびりしていてうっかりチケット入手に出遅れ、いつもの事でぎりぎりネットで何とかなるだろっていたら時すでに遅く、入手出来なかった。あの時もうちょっと気合を入れていたらなァ…。彼のあのギターを生で体験してみたかった。合掌。R.I.P.

 

 

 

    Jeff Beck  (1944 - 2023)

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江戸一 @岐阜県関市

2023年01月14日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市の小瀬(おぜ)にある「江戸一ラーメン」。いつ頃創業した店かは知らないが、たぶん所謂ラーメン・ブーム以前からある店じゃないかな。自分はかなり昔に1度だけ入ったことがあるはず(記憶は曖昧)。外看板にある”手打ちラーメン”の表示が現在の”自家製麺”と同義なのかどうかは分からないが、当時珍しかったことだけは間違いない。店前の駐車場に車を停め、店内へ。カウンター席の他にテーブル席が4つ、小上がり席が2つある。カウンター正面に腰かけ、頭上の品書きを眺める。新しくない店には珍しく「つけ麺」がラインナップしている。味噌、醤油、塩とスープの種類が多い店はどれがウリなのか分かりづらいが、大抵メニュー先頭を選ぶようにしている。よって「味噌ラーメン」を。「ギョウザ」もお願いした。年配の主人と女性(奥さん?)が調理。麺茹では大きな中華鍋で。平笊で麺上げされ器に盛られた。

大きなラーメン鉢にたっぷりとスープが注がれた「味噌ラーメン」が登場。もやしやらの野菜炒めの上にはコーンラーメンと見紛うほどコーンがたっぷりと盛られていた。手繰った麺は中細のほぼストレート麺。さらっとした口当たりのスープは昨今の旨味過剰気味な組立とは違っているが、味は濃厚で懐かしさを感じる風味。旨い。たっぷりの野菜と絡めていただいた。後から出てきた「ギョウザ」は6個並び、片面にしっかりと焼き目が入っている。薄皮で野菜多めの餡。口当たりはふわっと軟らか。これもいい感じ。酢と醤油でいただいた。ついついスープに沈んだコーンをいつまでもレンゲで漁ってしまう。次はつけ麺をいただいてみようかな。(勘定は¥950)

 

手打ちラーメン 江戸一

岐阜県関市小瀬949-1

 

( 関 せき 江戸一ラーメン えどいち 中華そば 手打ちラーメン 餃子 ぎょうざ ) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする