Dropout Boogie / The Black Keys (2022)
昨年発売されたブラック・キーズ(The Black Keys)の11枚目のオリジナル・アルバム「Dropout Boogie」。前作「Delta Kream」はブルーズ・カヴァー・アルバムだったが、今回は30数分と短いものの全てオリジナル曲が収録されている。この短いスパンで新作が発表されたのはいい傾向(→最近のアーティストは数年に1枚出すかどうかだから…)。一時期は別々の活動が続いて不仲説も流れた彼らだが(それを逆手に取ったPVも)完全に元の鞘に収まったようだ。
シングル・カットされた冒頭の「Wild Child」のPVは最初から一般的な放映を考えていないX-Ratedな作品。遊んでるなァ。ま、このネット配信時代に”シングル・カット”っていう形態が存在しているのか疑問ではある。アルバムは多分彼らのルーツでもある70年代のアメリカっぽさがたっぷり。彼ららしい泥臭くハードな音色のギターが響くブルーズに根差したロックンロール。歪んでいてグルーヴィー。若干マンネリ気味な所も無いではないが、彼らのスローな曲はあまり得意でないので小気味いい曲ばかり並んでいるのはいい感じ。楽しめた。
ネット・ショップにて購入(¥1,262)
- Label : NONESUCH
- ASIN : B09V61WQSC
- Disc : 1