ある日の夕方、名駅(名古屋駅)からなんとなく円頓寺方面へ。ちょっと呑んで行こうかと赤提灯に引き寄せられて寄ったのは円頓寺本町商店街から路地に入った所にある「たばた」。暖簾をくぐると外れた時間ということもあって先客は1人。カウンター席に腰掛け、ご高齢の主人に「ビール」をお願いした。ラガーか一番搾りか訊かれたのでラガーを所望。酒肴には目の前の漆黒の鍋から「どて焼」を2本お願いした。
コップにビールを注ぎ、グイッとやる。クニャっとした口当たりの「どて焼」は、そのどす黒い見た目から思うほど濃い味付けでなく、旨い。先客は帰ったので主人とテレビの夕方のニュース番組を見上げながら杯を重ねる。いつも妻が観ているニュース番組と同じだから家で呑んでるような気分(笑)。追加は「串かつ」を2本。バットに入ったたっぷりのソースでいただく。細身の肉だがしっかりと噛み応えがあっていい感じ。酒を追加しようと思ったが、ちょうど友人から用事の電話がかかったので切り上げ、勘定してもらった。友人に「どこに居る?」って言われ「円頓寺で1人で呑んでる」って言ったら「寂しいね…。」だって。アホか。一番楽しい時間だっつーの。次はもう少しゆっくりと。(勘定は¥1,020)
たばた
愛知県名古屋市西区那古野2-3-10
( 名古屋 なごや 円頓寺 えんどうじ 円頓寺商店街 なごの 居酒屋 酒場 おでん 串カツ どて煮 )