ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

L.A.M.F. The Lost '77 Mixes / Johnny Thunders & The Heartbreakers

2015年09月08日 | パンク・ニューウェーヴ

L.A.M.F. The Lost '77 Mixes / Johnny Thunders & The Heartbreakers (1994)

70年代後半のロンドン・パンクに強い影響を与えた元ニューヨーク・ドールズ(New York Dolls)のギタリスト、ジョニー・サンダース(Johnny Thunders)が結成したハートブレイカーズ(The Heartbreakers)。最初期にはリチャード・ヘル(Richard Hell)が在籍していたことでも知られる。パンク勃興期にロンドンでライヴ活動した事もあって、その影響力は大きく、グループとしては短命だったにも関わらず、ある意味神格化されていた。Track Recordsから発売された彼らのファーストで唯一のスタジオ・アルバム「L.A.M.F.」のオリジナル盤は80年代後半の西新宿で見かけたことがあったけど、とんでもない値段が付いていたなァ。当時はまだネット環境がない時代だったので、オリジナル盤の存在を知るには、書籍のわずかな記述や実際に店まで足を運んで見るしかなかった。今考えると面倒臭い時代だったが、自分の身の程が実感できる、ある意味幸せな時代でもあった。

自分がCDを集め始めてから最も初期に購入した輸入盤のひとつが「L.A.M.F. Revisited」と題されたリミックス盤だった。当時はまだパンク関連はレコード盤を集めていたが、上述の通り廃盤で、とても手が届かない値段だったので、仕方なしにCDを買ったのだった。でものめり込む程までは聴きこまなかったと思う。共作曲「Chinese Rocks」がかぶるラモーンズ(Ramones)の方がハマったかな。CDでも長く発売されていなかったオリジナル盤が発売されたのは1994年(ただ若干の改変はあるようです)。今回購入したこれはその再発2枚組。ボーナス・ディスクには歌無しや、別ミックスが収録されている。77年のオリジナル・ミックスは、タイトなロックンロールがぎっしりと詰め込まれ、それでいてジョニーの歌はルーズで、今聴くと改めてかっこいい。これを聴く分にはRevisited発売に至ったミックス・ダウンの不満なんかあまり感じさせないけど…。オリジナル・アナログはもっとモコモコの音だったんだろうか。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2011/2/14)
  • Disc: 2
  • Format: Import
  • Label: Jungle

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