ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Gold / The Human League

2019年02月04日 | エイティーズ

Gold / The Human League (2013)

イギリスのシンセ・ポップの雄、ヒューマン・リーグの代表曲を集めた2枚組ベスト盤。このブログでも何枚か紹介しているユニヴァーサルの「GOLD」のシリーズ。1978年に結成され、1980年にはグループが分離し、片方は「Heaven17」となった。自分は80年代初めのいくつかのヒット曲以外は1984年のアルバム「Hysteria」が最初の購入。当時のシングル曲「The Lebanon」のPVでの女性メンバー(右の方)が綺麗だなァと興味が沸いたのだった(←ただ他のPVや写真で見るとそうでもない…笑)。その後はシングル「Human」が大ヒット。アメリカに滞在していた時にちょうどその時期だったこともあってFMラジオでしょっちゅうかかっていたことを覚えている。

”シンセ・ポップ”は日本では”テクノ・ポップ”という括りになるが、自分はあまり彼らに”テクノ”のイメージが無かった。後期のポップな曲のイメージが強かったからだろう。この辺りのジャンル分けは英米日それぞれフィーリングが違っていて興味深い。ただ自分も最近知ったのだが、初期はより実験的で尖った音を出していて、まさにテクノといった感じの曲も。こうして聴くと自分が買ったアルバムがそれまでになくポップ(メジャー的な意味で)だったことが分かる。最初から聴いていたらもう少し掘り下げていたバンドだったかもしれない。音はまさに70年代後半から80年代にかけてのシンセサイザー音が満載。90~00年代にはそのチープな音がいかにもレトロで古臭く感じたものだが、最近は1周回ってまたかっこよく感じている。女性2人のコーラスもこのグループらしい色が出てイイ。人は”20代前半位までに聴いていた音楽に立ち返る”なんて聞いたことがあるが、確かにそんな感じでしっくりくるのだった。

オークションにて購入(¥488)

  • CD (2013/12/2)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • Label : Virgin

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