ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

進一歩 @大阪府大東市

2020年04月28日 | 大阪府

大阪府大東市での短期滞在。最寄りの駅は住道(すみのどう)駅だったので、駅の周りを自転車でウロウロ。駅前から南に続く道路は広く、後から再開発されたのだろう。公園もあって北側とは全然表情が違う。道は広くて空は高いが店舗等は多くなく、人の往来もまばら。そこにポツンとある食堂「進一歩」。”しんいっぽ”と呼んでいいのかな。建物はまだ新しいので再開発時に建てられたのだろう。そこには白地に赤い文字の暖簾だけ(しかも風で捲れ上がっている)。地味過ぎて逆にどうにも気になったので入ってみることに。中に入ると主人が1人。カウンター席と土間のテーブル席があり、先客が無かったのでテーブル席に腰掛けた。主人がテレビを点けたりし始めたので本日初めての客だったろうか。ホワイトボードに手書きしてある品書きにはラーメンの他、丼物や一品物がある。つまみっぽい物も書いてあったので、駅前だし呑みに使う人も多いのかな。先頭のラーメンの下には「上ラーメン」と書いてあり、カッコ書きで”(溶きたまご入り)”とあった。名古屋には”玉子とじラーメン”があるが他の地方でこういうのを見るのは初めてかも。軽く麺類を手繰りたい気分だったのでその「上ラーメン」をお願いした。

後客が数組入ってきたころ「上ラーメン」が完成。丼ぶりの水面にはふわっとした玉子、チャーシュー、メンマ、刻みネギ、そしてかなり濃い色に染まった細もやし?がのっている。スープはやや濃いめの色付きをした醤油味。さっそく手繰ってみると、麺は軟らかめに茹でられていて、スープには生姜の風味が。くたくたに茹でられた細もやしが結構濃い味付けで、これにも生姜が入っているのかな。普通のみかけのラーメンだと思ったが全然違ってなかなか独特なラーメンだ。面白い。だんだんトッピングの風味がスープに移っていき、それとの対比で優しい味の溶き玉子がいい感じに。チャーシューはしっかりと味が滲みているもの。最初は頼りなく感じた麺もこのスープや具材と一体となると「うん、これでいいナ」という気になる。旨かった。次に機会があったら「オムライス」か丼物か。それとも、またこれを頼んじゃうかも。(勘定は¥600)

 


 

↓ 駅の北西の込みいった路地を自転車でウロウロしていて見つけた共同住宅(建築詳細不明)。2階のベランダを兼ねた玄関上の屋根のデザインがかっこいい。

 

 


 

 

進一歩

大阪府大東市末広町11-7

 

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