天気の良いある休日、三重県のいなべ市へ。以前にも古い建物を求めてこの辺りを少し散策したことがある。途中で立ち寄ったのは和菓子の「新角屋」。創業は明治末期で現在は5代目なのだとか。5代目は名古屋の「美濃忠」で修業したとのこと。店は北勢町阿下喜の坂の商店街の途中にある。店に入るとご高齢の女将さんが出ていらした。ガラス・ショーケースを眺める。杵つきの餅が旨そうだ。こちら「いちご大福」で有名だそうだが見当たらなかったので「栗大福」を2つお願いした。少量で申し訳ない。
家に持ち帰って妻といただく。大福の皮は羽二重餅。手で持つと崩れそうに軟らかい餅皮。中には栗が丸ごと入っている。周りを包んでいるのは黄身餡かな。甘さもしっかり。熱いお茶と合わせてあっという間に平らげた。もうあと何種類か買ってこれば良かったが、遠出した先での和菓子の購入は持ち帰りの温度や時間の心配があってなかなか難しい。次に機会があったら是非「いちご大福」と、北勢銘菓と謳われる「椎茸の里」というのを買ってみよう。(勘定は¥450)
↓ 坂の途中にある「旧・阿下喜郵便局」(昭和14年・1939・建造)◇。以前は気付かなかったが、南側には局舎と同じ意匠の小さな建物があるし、立派な門がある(写真下1枚目、5枚目)。北側の隣地には洋館を擁した立派な宅(写真下7枚目)があるし、一帯の敷地は同じ所有者なのかな。
三重県いなべ市北勢町阿下喜1044
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