ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

1979-1983 / Bauhaus

2020年06月17日 | パンク・ニューウェーヴ

1979-1983 / Bauhaus (1985)

ピーター・マーフィー(Peter Murphy)率いるバウハウス(Bauhaus)のベスト盤CD。この作品は当初2枚組アナログで発売され、のちにはCDも再編集して2枚で出されたとのこと。この盤がなぜ1枚物なのかは分からない。”バウハウス”というバンド名はもちろんモダニズムの源流とも言われるワイマール期のドイツの芸術活動から取られているはず(←当初名乗っていたという”Bauhaus1919”の1919はバウハウス芸術学校の創設年)。ポスト・パンクのバンドとして、バンド名と印象的なオリジナル・アルバムのジャケットは知っていたが、当時しっかりと聴いたことはなく、有名なボウイ(David Bowie)の「Ziggy Stardust」のカヴァーとかをコンピ盤で聴いていた程度。2000年代になってピーター・マーフィーがナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)のトレント・レズナー(Trent Raznor)とコラボしたのをきっかけに少し聴くようになった。

ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)にも通じる独特な世界感と陰鬱な雰囲気があり、これを聴くと確かにトレントは彼らの音楽から大きな影響を受けていただろうことが分かる。決してコマーシャルな方向ではないから、いわゆるヒット曲が無いのは当然だが、カッコイイなァ。どうして当時引っかからなかったんだろう。もっともっとダークなイメージがあったので、疾走するようなスピード感のあるナンバーがあったり、エレクトリック・ファンクな曲があって意外だった。このCDが発売されたのはまだ”リマスター”文化が盛んでなかった頃だからか音がちょっと痩せて聴こえるが、最新のリマスターで聴いたら全然印象が違いそうだ。オリジナル・アルバムも買ってみようかな。

オークションにて購入(価格失念)

  • CD (1994/10/25)
  • Disc : 1
  • Label : 徳間ジャパンコミュニケーションズ

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