ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Allman Brothers Band / The Allman Brothers Band

2021年11月10日 | クラシック・ロック

The Allman Brothers Band / The Allman Brothers Band (1969)

オールマン・ブラザーズ(The Allman Brothers Band)のファースト・アルバム。アトランティックの傘下であるATCOから1969年に発売された。プロデュースはAdrian Barber。この人物の事はあまり知らなかったのだが、調べてみるとヴァニラ・ファッジ(Vanilla Fudge)やエアロスミス(Aerosmith)のファースト・アルバムなんかもプロデュースしているようだ。ブルーズのカヴァーを含む7曲のみの収録で、当時としても30分強と尺は短い。ジャケットも何とも地味な印象。

腕っこきのセッション・ミュージシャンでもあったデュアン(デュエイン)・オールマンのスライド・ギターはここでももちろんバンド・サウンドの顔になっている。頭はインスト(The Spencer Davis Groupのカヴァー)だが、ブリティッシュ・ビート・バンドにも強く影響を受けた彼ららしい選曲。ツインギター、オルガン、パーカッションがラテンの雰囲気を出していて面白い。後のライヴでは長尺で演奏される彼らの代表曲「Dreams」「Whipping Post」も、このアルバムではまだコンパクトにまとまっている(でもそれがなかなか新鮮でイイ)。若い頃はいわゆる”サザン・ロック”とか”カントリー・ロック”って苦手だったので(つまみ聴きはしていたが)、こんなに聴くようになるとは想像出来なかったナ。

デュアンの独特のギターのトーンはテデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)のデレク・トラックス(Derek Trucks、メンバーの故・ブッチ・トラックスの甥っ子)に引き継がれている。

amazonにて購入(¥651)

  • Label ‏ : ‎ Island / Mercury
  • ASIN ‏ : ‎ B000003CM8
  • Disc ‏ : ‎ 1

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