Peter Gabriel / Peter Gabriel (1977)
ピーター・ガブリエル(ゲイブリエル・Peter Gabriel)のファースト・アルバム。ここのところキング・クリムゾン(King Crimson)にハマったおかげで人脈が繋がって掘り下げ始めて購入。このファーストにはトニー・レヴィン(Tony Levin)が参加している。トニーはピーターとの一連の活動がロバート・フリップ(Robert Fripp)の目に留まり、82年に参加を求められたという経緯がある(もちろんフリップはこのアルバムにも参加)。ピーターのソロ・アルバムは4作目まですべて同じタイトル「Peter Gabriel」(面倒臭い…苦笑)。その為、あのヒプノシス(Hipgnosis)がデザインしたジャケットからこれは「Car」などと呼ばれることもあるらしい。
気色の悪いジャケットからダークな曲群かと思いきや意外にもポップ。カントリー・フォーク風あり、ドゥーワップ風あり、ヴォードヴィル風あり、劇場風ありと多彩。特にシングル・カットされた02「Solsbury Hill」なんて歌詞は別として牧歌的で彼のイメージを覆される。中には当時フリップがご執心だった”フリッパートロニクス(Frippertronics)”(フリップが開発したテープのループを利用した機材)の音が印象的な曲もある。彼の出自と一部の音楽からこれをプログレと呼ぶ人もいるだろうし、自分もそうだがニュー・ウェーブと捉える人もいるんじゃないかな(→ちなみに自分は彼が在籍したジェネシスを全く聴いたことがありません)。それほどカテゴライズが難しく、その行為に意味が無いと思わせる作品でもある。こういう作品をステージでどう演奏したかが気になるな。
ネットショップにて購入(¥733)
- Label : Atlantic
- ASIN : B000002IAX
- Disc : 1
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