岐阜市芥見(あくたみ)の国道156号線沿いにある喫茶レストラン「ボナール」へ。自分が覚えている限りずっと前からある息の長い店だ。広い駐車場にはいつも車が沢山停まっている。この日は仕事の途中で昼食目当てに寄ったが続々と車が入ってきていた。店に入ると正面がレジや厨房、左右で禁煙席と喫煙席で分けられているようだ。外観の印象と違ってウッディな内装の店内は中高年客でほぼ満席の盛況ぶり。皆のおしゃべりでちょっとやかましいくらい。”コロナ禍”とか”黙食”ってみんな覚えているかな?(苦笑)。メニューから「ナポリタンスパゲティー(サラダ付)」をお願いした。この地方でこの呼び方は珍しいかも(→大抵「イタリアン」と呼ぶ)。
まずはカトラリーと定番の粉チーズ、タバスコが用意される。タバスコを見る度に昨年亡くなったアントニオ猪木を思い出す(※猪木の経営していた会社がタバスコを扱っていた)。自分は高校生くらいまで大のプロレス・ファンでもあって、愛知県体育館や岐阜市民センターはもちろん、この地方の色々な場所の興行によく通った。「ゴング」や「プロレス」などの月刊誌の他に、小学生から国鉄(当時)の駅の売店に「週間ファイト」を買いに行ってたなァ(笑)。猪木は数多のレスラーの中では大きい方ではなかったが、握手してもらった時に「これが闘う男の手か」とそのごつい掌にビックリした覚えがある。IWGP以降はレスラーとしての興味は無くなったけれど、今思えば政治家としての猪木ほど行動力があって、世界的に厄介な国に顔の利いた外交官(対北朝鮮、イラク、パキスタンなど)は日本に居なかったとも言える…。合掌。
閑話休題。厨房の様子は全く見えないが、しばらくして湯気を立てた「ナポリタンスパゲティー」が運ばれた。ゴマドレがたっぷりかかった千切りキャベツとプチトマト付き。スパゲティーは、ほぼ円形の鉄板に盛られていて熱々。よく焼いてあるようでスパゲティーが焦げ始めたところも。玉子液は周りから流してあるので厳密には”玉子敷き”ではない。具材はソーセージ、ベーコン、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルーム。甘味のあるトマトケチャップで炒められており、味付けはしっかり濃いめ。玉子のところとからめつつフォークで巻き取り、火傷をいとわずチンチンを口に放り込む(※「チンチン」=とても熱いさま)。旨い。猪木を偲んでタバスコも使いつつ、素早くいただいて”密”を脱出。メニューにはオムライスなどの洋食もあったので、空いた時間を見計らってまた来ようっと。(勘定は¥850)
Cafe & Restaurant ボナール
岐阜県岐阜市芥見長山3-6-3
アントニオ猪木(1943-2022)
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