ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Vrooom Vrooom / King Crimson

2022年09月02日 | プログレッシヴ・ロック

Vrooom Vrooom / King Crimson(2001)

2001年に発売されたキング・クリムゾン(King Crimson)のライヴ・アルバム2枚組。1枚目は96年のメキシコ、2枚目は95年のニューヨークでのライヴを中心に編集されている。発売当時、どちらも公式ネット・ダウンロードやコレクターズ・クラブのCDで発表済みだった音源だそう(ただし再編集されている)。完全収録ではないし、コアなファンにとっては有難迷惑みたいな発売だったかもしれないが、まだ聴き始めたばかりの自分には音質も良く、この時期のまとまったライヴ音源が聴けて重宝した。

この時期の彼らは所謂”ダブル・トリオ”時代(←ギター×2、ベース×2、ドラム×2という構成)。ヘヴィーな音作りの中にも、エイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)在籍時らしくポップな面もあってヴァラエティに富んでいる。音も明るく、しっかりと抜けていて気持ちがいい。もちろん彼らの真骨頂、バカテクによるインプロヴィゼーションもしっかり。ビートルズ(The Beatles)の「Free As A Bird」のカヴァーも演っている。95年に発売された「The Beatles Anthology」で25年ぶりの新曲として話題になってシングルも発売されていたので、それに乗っかったという訳ではないだろうが、途中ハミングになって笑いを誘ったりして所詮お遊び的。誰の発案だったんだろう? ライヴ・アルバムとしての完成度は低いが楽しめた。

ネット・ショップにて購入(¥766)

  • Label‏ : ‎ Discipline Us
  • ASIN ‏ : ‎ B00005Q7G0
  • Disc ‏ : ‎ 2

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