北区の住宅街の中にある麺処「たこ一」へ。何年も前にこの近辺の旧遊郭の建物を探して自転車でウロウロしていた時に知った店だけれど、大きな通りにも面していないし店の前の通りも狭いので、知っていないとなかなか入る機会の無い店だ。この日は決め打ちでこの店に向かった。暖簾をくぐって中に入ると和風で民芸調な店内。飛騨や馬籠の飾り物があるのであちらの出身とかだったりするのだろうか。ちょうど自分が入ったタイミングで主人がバイクで出前に出ていった。こちら店頭の幟には「カレーうどん」と「味噌煮込うどん」とあったので、それらが売りなのかもしれないが、天気が良く、暖かい日だったのでそれらは避け、「きしめん、”ころ”で出来ますか?」と女将さんに訊いてみた。問題なく注文が通る。
すぐに出前から帰って来た主人が調理して出来上がった「きしめん・ころ」が運ばれた。うどんでもきしめんでも”ころ”の仕様は店によって様々。つゆの色、量、冷たさ、具材、とどれも違っているので楽しい。こちらのつゆは普通に麺が浸かるぐらいの量がある。きしめんは幅の細いタイプ。薄打ちだがしっかりと張りが残っている。水面の具材はカマボコが2枚と、ほうれん草と刻みネギ。つゆは濃くなく塩分も控えめ。やや甘味を感じる。温度は”ぬる”ぐらい。自分はどちらかというとキンキンに冷えたものよりこのぐらいの方が好みなのでいい感じ。旨い。寒さが緩んでだんだんこういう麺が合うようになってきた。とはいっても「カレーうどん」と「味噌煮込みうどん」も食べてみたいナ。(勘定は¥470)
手打麺処 たこ一
愛知県名古屋市北区東長田町2-20
( 名古屋 なごや たこいち うどん 饂飩 きしめん 麺類食堂 カレーうどん 煮込みうどん 味噌煮込み 手打 手打ち )
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