ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Funny How Time Slips Away / Georgie Fame

2021年03月25日 | クラシック・ロック

Funny How Time Slips Away / Georgie Fame (2001)

ジョージ―・フェイム(Georgie Fame)といえばモッド時代のヒット「Yeh, Yeh」が有名。自分も若い頃はその曲しか知らなかった。後年(90年代頃)になって”レア・グルーヴ”という流行があり、オルガンをフィーチャーした彼の昔の音楽も見直された感があった。近年は、元ストーンズ(The Rolling Stones)のビル・ワイマン(Bill Wyman)のバンド、Bill Wyman's Rhythm Kingsに参加していたりもする。件の「Yeh,Yeh」が色々なモッド・コンピレーション盤に取り上げられていたのを除いて彼がどんな音楽を演っていたのか知らなかったので興味が沸き、購入してみたのがこのコンピ盤。彼の活動はレーベル毎に何期かに分かれるが、これは「Pye」レコード在籍時のアンソロジー。それが彼の活動の中でどんな時期だったのかは全然知らないが試しに聴いてみる。

後から調べてみたら、Pyeに在籍したのは1979年だけで、オリジナル・アルバムも2枚発売されているのみ。アンソロジーっていったってほぼ全曲集か(笑)。編集はジョージ―・フェイム自身が行っているようだ。短い期間とはいえ愛着があったのかも。この時期の彼の活動歴は判然としないが、”アメリカ西海岸”とでも言っていいような雰囲気のある爽やかめのポップス。サンバっぽいリズムの曲もあったりして都会的で、普段ならなかなか自分が聴かないような音楽なんだけれど(笑)、これが意外にも心地良い。メロディーがいいのかな。あまりオルガンがフィーチャーされていないので60年代のヒップさや、レア・グルーヴ的な面白さとはちょっと違うけれど、思いのほかよく聴いている。

オークションにて購入(¥412)

  • Label : Castle
  • ASIN : B00005K2UW
  • Disc : 1

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