郊外の道路沿いに現れる雑然とした庭の木々の中にある古いコンクリート製の建物。昔はこういう建物をよく見たけれど最近は見ないなぁ。休日だからか駐車場には県外ナンバーの車が何台もあり、この日は少しだけ待たなければいけなかった。ギーッと音を立てる鉄製の玄関扉を開けて中へ。
お洒落に改造した店内は木の床で席数は6卓程度。カップルで来ている人、グループで来ている人、家族らしき人達など客層は様々。席からは庭の木々がよく見えて、街中から来たらちょっと懐かしいようなのんびりとしたこのシチュエーションだけで楽しいかも。みんな本当によく知ってると感心。話題にはなりやすいお店でしょうね。
まずはスープと自家製パン。どちらも素朴な味付け。メインの大きめの皿のなかには、2種のムース、野菜のガレット、蒸し野菜、手羽先。これらも基本的には素材重視の素朴な味付け。外食で濃い味付けに慣れてしまっている人にとっては薄過ぎると感じるかも。「菜園野菜料理の盛り合わせ」とあるので庭に見える畑の野菜を利用しているのだろう。自分もそうだが、子供がいる家庭はどうしても味付けが濃いめになりがち。だからこういう野菜の元のままの味って言うのは新鮮。男性と女性で量を少し変えてあるが、男性はもちろん、女性の同行者でも量的にはもう少し欲しいと思うくらいの量だったとの事。
ここは昼間はカフェだが、夜はアラカルトの料理とお酒も提供している。まだ夜に来てみた事はないが、こうした素朴な料理とお酒をどう合わせるのか興味があるのでぜひ来てみたい。夜だとこの庭と建物はまた違った雰囲気になるんだろうな。(勘定は¥1,600/人)
岐阜県可児市土田2067-1