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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Live In Germany 1980 / ZZ Top

2017年06月22日 | クラシック・ロック

Live In Germany 1980 / ZZ Top (2009)

ZZトップ(ZZ Top)の1980年のライヴ音源。ドイツの有名TV音楽番組「Rockpalast」で放映された映像DVDとCDが発売されていて、曲数も多いしDVDを買おうかなと思っていたが、最近、腰を落ち着けて音楽DVDを見る時間なんてほとんど無いので、安かったこともあってあえてCD版を購入してみた。1983年のアルバム「Eliminator」で世界的ヒットを放つ前は、アメリカでこそ根強い人気があったが、自分はストーンズ(The Rolling Stones)の前座をやったとかぐらいでしか知らなかった。77年には2年程活動を停止していたらしく、これは79年のアルバム「Deguello」当時のライヴなので、活動再開直後のライヴといっていいのだろう。

聴いてみるとこれがすごくイイ。バンドのコンビネーションは最高で、3ピース・バンドとは思えない”ぶっとさ”と、見た目”らしからぬ”しなやかなテクがある。会場のthe Grugahalleはアリーナ・クラスの大きさみたいだが、演奏もいい意味でタイトでコンパクトだし、休養後でやる気満々になっていた時期なのかもしれない(もちろんこれが彼らのスタンダードなのかもしれないが)。聴いてみて良かった。こうなると逆に映像を見てみたくなるのが厄介(笑)。…って調べてみると、元々はこの1980年と2008年のライヴを収録した2枚組DVD作品で、後からセパレートで売られたもののようだと判明。これはその派生で出たCDのようだ。えー?じゃ最初から2枚組DVDを買った方が良かったか…(涙)。

amazonにて購入(¥636)

  • CD (2014/2/11)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : LM
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串の宝山 @名古屋市中区・錦 (※閉店)

2017年06月22日 | 名古屋(中区)

仕事の打ち合わせが終わり、さぁ、どこかで呑もうかと知人と向かったのは錦三の「串の宝山」。創作串揚げの店で、以前から評判は聞いていたが、この入れ替わりの激しい界隈で30年以上営業しているというだけでその実力が図れるというもの。店は商業ビルの2階テナントにあり、外からは様子が伺い知れないのでちょっと構えて店の中へ。店内は赤く塗られたモダンなカウンター席のみで、優しい笑顔のご高齢の主人と女将さんでやっていらっしゃった。主人は蝶ネクタイで背筋もピンと伸び、かっこいい。BGMはなぜかJポップ。ミスマッチが錦の古い店らしいか。まずはビール(中瓶)をお願いして乾杯。串揚げコース一択なので、あとは主人に委ねて目の前に置かれる串を楽しむだけ。

4つに分かれた調味料用皿には、カレー塩、味噌、ソース、山椒塩が入っている。その都度主人が丁寧に串の説明とお勧めの調味料を教えてくれる。揚げたてを頬張る旨さといったら、冷たいビールで流し込んでため息が出るのみ。あー、ウマイ。衣も細目なので胃にもたれないし、どんどん胃の腑に落ちていく。生キャベツやきゅうりを挟みながら次々と平らげていった。連れも旨い旨いと同じペース。ビールは瓶ビール(中瓶)のみだが、他にもお酒は色々あり、ハイボールにチェンジ。

魚介あり、肉あり、野菜あり、キノコありとバラエティに富んでいるし、様々に工夫がしてあるので飽きることがない。13本はあっという間に終わり、もちろんメニューから追加をいくつか頼んだ。「カレーうどん」なんていうのも(笑)。うどんとカレーが肉で巻いてある串。面白い。デザートの串は、あの「舟和の芋ようかん」と「無花果」を選んだ。無花果は電気を暗くしてフランベ。今でこそ、こういう創作串揚げの店は増えたけれど、ずっと前からやっていたなんて凄い。都度内容は変わっているそうなので、いつ来ても楽しめそうだ。錦三でこの内容と値段っていうのも素晴らしい。(勘定は¥4,750/人)

※残念ながら2019年8月末を以って閉店されました

 

串の宝山

愛知県名古屋市中区錦3-7-13 栄錦ビル2F

 

( 名古屋 なごや 錦 にしき 錦三 きんさん ほうざん くしのほうざん 串揚げ 串あげ 創作 串揚げコース 閉店 廃業 )

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田毎 (3) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年06月21日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の古い店が残る街並み、美殿町(みとのまち)にある手打ちうどんの店「田毎」が閉店すると知ったのは5月の終わり。ギリギリに訪問するのはよそうと思っていたが、なかなか時間の都合がつかない。あれよあれよと言う間に閉店2日前。日曜日だったのでもう無理かなと諦めかけていたが、ここのうどんを食べずして…と思い直し、出掛け先の名城公園付近からとんぼ帰り(笑)。何とか昼営業開始直後に着いたが、店の前には10人以上の待ち。若い人が多いのはSNSの効果だろうか。普段ならしないが、この日は特別。行列に並んで30分以上待ち、やっと店内へ(その頃には20人以上の並びに…)。カウンターに座るなり「天ころうどん」を注文。女将さんから「”揚げ”か”玉子”が付くけど?」と言われて玉子を選択した。タイル壁に掛かった品書きの札の「にこみ」は売り切れと表示されていたので、人気はあれど時間のかかる味噌煮込みは最初から外していたのかも。主人はいつもと変わることなく淡々と調理を続けていき、さほど待つことなくガムテープで補修してあるカウンターの上に丼ぶりが置かれた。

うどんは強いコシのあるものとは違うが、しっかりとした弾力と存在感のある旨い麺。こういうのが毎日でも食べたくなるうどんだ。締め加減もあまり冷たくなり過ぎず、ちょうどいい。いつもの揚げ置きのどデカい海老天が麺の上に鎮座しているので、つゆに押し込み硬い衣をほぐしていく。刻み海苔、練りわさび、そして玉子の黄身を崩したり、ふやけた天ぷらの衣を巻き込んだりして(天ぷらの海老の身は…ネ・笑)。名残惜しいうどんを楽しんだ。外で客が待っているのでゆっくりは出来ない(と言っても自分は早喰いなので一番後に入っても、たいてい店内の誰よりも早く席を立つが)。勘定してもらい外に出た。角が丸くなった木製の麺箱や岡持ちが目に入る。今までの美味しいうどんに感謝。(勘定は¥860)

以前の記事はこちらこちら

※6月20日を以って閉店されました。

 

手打の田毎

岐阜県岐阜市美殿町40

 

( 岐阜 ぎふ 美殿町 みとのまち 美殿町商店街 たごと うどん 饂飩 そば 蕎麦 手打 手打ち 手うち みそ煮込み 味噌煮込み 海老天 海老天ぷら 閉店 廃業 )

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ヤマキ醤油(醤油屋喜代治商店) @滋賀県米原市

2017年06月20日 | 滋賀県(老舗)

バイクで遠出しての滋賀県米原市の中山道・醒井宿(さめがいしゅく)。街道沿いには名水にも選ばれている「居醒の清水(いさめのしみず)」が流れ、その水面下には梅花藻(ばいかも)が揺れていた。抜群の透明度で流れる水中に、文字通り梅の花のような小さな白い花が涼しげで可愛らしい。夏になると水面から顔を出すんだとか(訪問5月)。それも見てみたいなァ。

 

街道沿いに建つ土蔵造りの「醤油屋喜代治商店(通称:ヤマキしょうゆ)」を覗いてみた。創業は明治39年(1906)で現在4代目とのこと。土間には醤油だけでなく、菓子類や酒肴、醤油を使ったプリンなども置いてある。この日乗ってきたバイクにはサドルバッグを付けていないので持ち帰りが困難、と思っていたら小さい小さいペットボトル(100ml)に入った醤油を発見。これを買って革ジャンのポケットに入れて帰ることにする。

金文字で「喜代治」と書かれた醤油は濃口本醸造醤油。2年仕込みだそうで、材料は全て滋賀産にこだわって作られているのだとか。さっそく家に帰って封を切り、豆腐とクリームチーズに垂らして味わってみる。さらっとした普段使っている醤油よりもコクがあり、しっかりした芳ばしい香り。開けたばかりなので余計に風味が強く感じる。次は刺身で。最近は刺身に濃口醤油は使っていなかったのでなんだかちょっと新鮮。刺身の時は淡い味の白身より、しっかりとした鉄の味する鮪の赤身や、鰹などの方が合うだろうか。(勘定は¥210/本)

この後の記事はこちら

 


 

↓ 街道沿いに建つ「旧・醒井尋常高等小学校玄関及び旧・醒井楼」(明治26年・1893・建造、移設修復、及び大正2年・1913・建造、修復)。明治時代の小学校の玄関を移設し、大正時代の料理旅館の建物と合わせた建物。看板からすると松尾寺が管理所有しているのかな。唐破風の鬼瓦の龍の彫刻や、その下の木部分、懸魚(げぎょ)の細工が圧巻。

 

 


 

 

有限会社 醤油屋喜代治商店 (ヤマキ醤油)

滋賀県米原市醒井370

 

( 滋賀 しが 米原 まいばら さめがい 醒ヶ井 醒井宿 中仙道 ヤマキしょうゆ 地産地消 しょう油プリン 近代建築 さめがいろう 梅花藻 ばいかも イトヨ )

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どての品川 (2) @名古屋市瑞穂区・堀田

2017年06月19日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

 

美奈登」で一杯やった後、歩いて「どての品川」へ。「美奈登」で軽く切り上げたのは、どうせ堀田の駅まで歩いていくんだから、途中でここに寄ろうと思っていたから。正直「美奈登」があまりに旨かったので、そこで終わっても良かったのだが、ある意味贅沢なハシゴをしてみたくなった。小雨が降るものの傘は要らないくらいで歩いていく。以前来た時にも思ったが、この辺りを歩いていても旨い呑み屋があるとは思えない全くの住宅街。昔はどんな街だったんだろう。店の前まで来ると、そろそろ店員さんが店を開けようとしているところ(※まだ5時過ぎです)。店先に立つと、なぜか開店前の店の奥ではもう呑んで顔を赤らめているオッサン達が!?。不思議だ(笑)。まだ空いていたので座ろうかなと思ったが、やっぱり表の店先に立って「燗酒」をお願いする。

勝手にどて、こんにゃくの串を大鍋から取り出してアルミの皿に取って食べ始める。すぐに若い衆が1升瓶を持って来てくれ、枡の中に入ったガラスコップにこぼしてくれる。口に入った味噌を酒で流す。うん、旨い。目の前でご高齢のお父さんが串カツの用意をし始めた。事前に裏に用意したものだと思っていたが、ちゃんとその場で手際よく衣を付けていくんだなァ。もちろん揚がったばかりのやつを勝手に取ってその串カツも食べる。この日は初めて醤油ダレで食べたけれど、味噌ダレにも劣らない旨さ。「しんぞう」を塩で焼いてもらう(3本から)。丁寧に塩をしてじっくり焼かれた「しんぞう」もしっかりとした歯応えで旨かった(2本からだと有り難いけど…)。この鄙びた場所で一杯やる幸せ…。(勘定は¥1,200程)

以前の記事はこちら

どての品川

愛知県名古屋市瑞穂区下坂町1-23

 

( 瑞穂区 みずほ 堀田 ほりた どてのしながわ どて どて串 どて煮 串カツ 串かつ みそ串カツ 味噌串カツ 立飲み 立ち飲み 立ち呑み 立呑み 美奈登 みなと )

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Oh Yes We Can Love: a History of Glam Rock / Various Artists

2017年06月18日 | クラシック・ロック

 

Oh Yes We Can Love: a History of Glam Rock / Various Artists (2013)

70年前半を中心に一世を風靡したグラム・ロックのコンピレーションCD5枚組がなぜかえらく安くなっていたので購入。ひと昔前はこういう編集ものでRhino(ライノ)レーベルの右に出るものは居なかったが、そのライノも大手ワーナーに吸収される形になってしまい、前ほど特色を感じるコンピが発売されなくなってしまった感がある(現在のレコード会社組織図には詳しくない)。曲目をざっと見たら、黄金期を除いて、えらく(自分にとって)突飛な選曲がしてあったので興味が湧いた次第。

まずは先頃亡くなったチャック・ベリー(Chuck Berry)や、リトル・リチャード(Little Richard)などの往年のロックンロールが並ぶ。これはグラム・ロックが、ロックンロール・リヴァイヴァルという側面があったためで順当。でもそこにハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)の1-8が入って一瞬「?」となったが、これはこの曲がTレックス(T Rex)の名曲「Jeepster」の元曲だったというのが分かって納得。そんな発見も面白い。その後はヴェルヴェッツ(The Velvet Underground)などを経て、グラム・ロック黄金期に入っていく。

黄金期の有名どころはほぼ聴いているので別として、自分に馴染みがなかったCurved Airや、Cockney Rebelもグラムの範疇で語られるんだ、と色々な発見があって楽しい。4枚目ぐらいになってくるとパンク勢も選曲されているが、ブロンディー(Blondie)は分かるとして、ラモーンズ(Ramones)や、ジェネレーションX(Generation X)まで入ってると、欧米ではそう捉えられているんだと不思議な感じに。ちょっとグラマラス(glamorous)とは程遠い気が…。むしろ80~90年代のバンドの選曲は納得がいく感じ。でも特に90年代頃にはもう「グラム・ロック」っていうジャンルは完全に過去のものだったのでちょっとこじつけに感じないこともない(それとも欧米ではそうではなかったのか)。こういうコンピはまさにこうやって、あーでもない、こーでもないと選曲の妥当性や振り幅を考えながら聴いていくと楽しいのだ。

amazonにて購入(¥2,423)

  • CD (2013/11/5)
  • Disc : 5
  • Format: Box set, CD, Import
  • Label : Universal UK
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丸万 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年06月18日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の柳ヶ瀬商店街の北の端、弥生町にある中華そばの「丸万」へ。創業は大正末期だというから長い歴史がある。この近辺では「丸デブ」(大正6年創業)の次ぐらいになるのかな。店の前はいつも和出汁のいい香りが漂っている。間口は狭いが店構えは新しくモダン。小さなサンプルケースが入口横に。緑色の暖簾をくぐって中に入ると2人掛けや4人掛けのブース席が並んでいる。正面の壁には大きく「懐古」の文字が(見なかったが反対には「進取」の文字もあるらしい)。調理場は入口横の小さなスペース。給仕は年輩の女性、調理は若い衆がやっていた。品書きの中から「ワンタン」を注文。確認するように復唱されたのは「ワンタン麺」と間違えることが多いのだろう。調理を待っている頃には席がどんどん埋まっていった。

しばらくして運ばれた「ワンタン」は、当たり前だがワンタンのみで麺はなし。そのほかにはチャーシュー、蒲鉾、細メンマ、そして刻み葱。ワンタンは黄色く色付いていて、具は無し。トゥルンとした舌触りでスルスルと飲むように入っていく(熱いけど)。スープは濃い色をしていて、店名にあるように和風出汁。少し甘みもありまろやか。これが何とも旨い。同じ大正生まれでも丸デブとはまた違う味。自分達が今言う”昔懐かしいラーメン”のスープは、自分達が思っているより化学調味料がキツかったはずだけれど、こちらはそういうケミカルさは感じない(実際に使っていないかどうかは知らない)。具材のチャーシューや細メンマの調子も良く、スープも残すことが出来なかった。次はチャーシュー麺か、冷やし中華そばか。(勘定は¥550)

※令和3年8月8日を以って閉店されました。

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 


 

↓ 若宮町にある我が国初だという「震災紀念堂」(明治26年・1893・建造)。明治24年に発生した「濃尾震災」の犠牲者を慰霊するために造られた。唐破風のお堂だが、毎月28日のみ公開されていて、普段は立ち入ることが出来ないのが残念。国の登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

和風中華そば 丸万

 岐阜県岐阜市弥生町5

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 柳ケ瀬 やながせ まるまん マルマン 中華そば ラーメン 天麩羅中華そば 天ぷら中華 近代建築 国登録有形文化財 閉店 廃業  )

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ARBRE @名古屋市中区・錦

2017年06月17日 | 名古屋(中区)

 

錦のど真ん中にあるホテル「名古屋ガーデンパレス」で仕事があり、ちょっと早く着いてしまったので、知人とお茶でも飲もうかとホテル内の「Tea Lounge ARBRE(アーブル)」へ。こちらホテルの外からでもアクセス出来て「JAZZ CAFE」というコンセプトで、一般の客もランチを食べに入っている。ランチ・メニューはカレー(ビーフとシーフード)とサンドイッチくらいだが、夜にはカクテルを始め、各種お酒が呑めるようだ。店内もジャズをテーマに洒落た装飾がされていて楽器やポスターが飾ってあるし、トランペット型のランプなど面白いものが置いてあった。イベントで生演奏があったりもするらしい。

コーヒーを注文。どうやって淹れているのか知らないがエスプレッソのようにクレマ(泡)が表面を覆っていた。マシン抽出かな。コーヒーを啜っている間にもランチ客のカレーのいい匂いが漂ってくる。ホテルが直接経営している店なのか知らないが、なかなか旨そうだ。今度ここで何か用事があったらランチ・カレー頼んでみようかな。(勘定は¥530)

Tea Lounge ARBRE (アーブル)

愛知県名古屋市中区錦3丁目11-13

 

( 錦 にしき 錦三 きんさん ガーデンパレス ティーラウンジ ジャズ ジャズカフェ カレー ランチ 喫茶 珈琲 コーヒー )

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泡子堂 @滋賀県米原市

2017年06月16日 | 滋賀県

馴らし運転が続くバイクで岐阜県関ヶ原町まで走る。天気も良く、早朝から家を出たこともあって道路もスイスイと走れ、興がのって滋賀県の中山道・醒井宿(さめがいしゅく)まで足を延ばしてみた。この辺りに来るのは初めて。古い建物を観るのが好きになってから、少々時間がかかってもバイパスを避け、旧道(旧街道沿い)を走るのが定番になっている。バイクを停めて付近を散策。街道に沿って名水「居醒の清水(いさめのしみず)」が流れていてとても風情がある。その途中のぼりを発見し、路地に入ったところにある「泡子堂」へ。幟には「手作り・六方焼」と書かれていた。

店は昭和の菓子屋のまま。客が自分で開けるタイプのガラスケース(分かるかな?)が健在で、その上に置いてある盆の上に目当ての「六方焼」が並んでいた。さっそく店番の老齢のお母さんに包んでもらう。六角形なのかなと思っていたが、厚みのある正方形に近い長方形で、皮の六面がしっかり焼かれているのでこの名が付いているようだ。中にふかふかの白餡が入っている。表面にはゴマ粒が少々。口当たりも軽く、やさしい味で旨かった。すべてひとつひとつ手焼きされているのだそうだ。隣に置いてあった「きんつば」もおいしそうだったナ(勘定は¥120/個)

 


 

↓ 関ヶ原の駅近くにある「関ヶ原醸造(株)」(建築詳細不明)。看板は錆びて読みづらいが、”宮内庁御用”の「関ヶ原たまり」という溜り醤油を作っている。

 

 

↓ 関ヶ原駅前の通りにあった名も無き理容院(建築詳細不明)。木枠のガラス扉、豆タイルの装飾など、まさに理容院といった感じ。

↓ 関ヶ原の鍾乳洞入口の手前には戦中の弾薬庫群「関ヶ原火薬庫(旧・名古屋陸軍兵器補給廠関ヶ原分廠)」(大正3年・1919・建造)が残っている。横には「立哨台」もあった(離れた場所も含めて3基確認)。施設が施設だけに往時は昼夜を問わず歩哨が立っていたらしい。

 

↓ 鍾乳洞に一番近い火薬庫だけ照明や説明がしてあったが、他はほとんど放置状態に見える。これでも以前より綺麗になったらしい(前は倉庫として使われていたそう)。

 

 

 

 


 

泡子堂

滋賀県米原市醒井602

 

( 滋賀 しが 米原 まいばら 醒ヶ井 さめがい あわこどう 醒ヶ井宿 中仙道 近代建築 近代化遺産 せきがはら 関が原 ヤマセたまり醤油 溜醤油 )

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康生 @岐阜県可児市

2017年06月15日 | 岐阜県(中濃・老舗)

 

岐阜県可児市の鰻屋「康生」に初訪問。こちら料理旅館として昭和2年に創業した老舗だが、沿革を見ると今の体制になったのは15年程前からになるのかな。中庭がある大店で、暖簾には”料亭”の文字もある。昼の口開けで暖簾をくぐったが、空いていても「廣見庵」と名付けられた離れに案内された。もちろんこちらはまだ新しいモダンな建物で、BGMにジャズが流れている(要るかな?)。こちらからも中庭が見えるので気を利かせてくれたんだろう。平日とあってか社用のグループ客ばかりで賑わっていた。メニュー写真といい、飾られたポスターといい、給仕女性の作務衣っぽい上着といい、”電通入ってる(※あくまでも比喩的な表現です)”感が強い(笑)。メニューから「うな丼・梅」を注文した。大勢の客がまだ配膳されていない様子なので待ち時間は長いが、鰻の店では仕方のないところ。

お茶の追加が欲しかったが、この離れには店員が誰も居ないので、大声出す訳にもいかないし、困ったナ…。しばらく待って錦柄の蓋付きの丼ぶりに入った「うな丼」が運ばれた。蓋を開けると鰻は尻尾側3切れ。身の厚さはまぁまぁといったところ。ご飯は多め。ご飯の量とのバランスが悪いので丼ぶりとしてはちょっとアレだが、皮側はカリッと焼かれていて、たれも甘過ぎず旨い。好きな粉山椒を振っていただいた。大根と人参の揚げ浸しの小鉢が付いてきたが、酸味がかなり強く、鰻を食べていてまるっきり口が変わってしまう(それを狙ったのかもしれないが、もっと酢加減を優しくても…)。漬物は守口漬でなく、壺漬けだったが残念。肝吸いもいただいてごちそうさま。(勘定は¥2,538)

 

料亭 うなぎ 康生

岐阜県可児市広見802-1

 

( 岐阜 ぎふ 可児 かに こうせい ウナギ 鰻 鰻丼 うな丼 老舗 料理旅館 うなぎの康生 奈良漬 )

 

コメント (4)
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