柳ヶ瀬の若宮通りを挟んで北側、弥八町にある焼鳥の店「とりせん」へ。この日は日曜日とあってこちら側で開いている店は数少なく、通りは人影もまばら。若宮通り側には持ち帰り専門の店もあるので、柳ヶ瀬で呑んだことがある人はその匂いに釣られたことがあるかも。こちら、いつ頃からやっているかは知らないが、かなり長いことは確か。最近見かけることが少なくなった縄のれんをくぐって中へ。まだ口開けの時間だったので先客はおらず、焼き場の中では串打ちが続いていた。年季の入った店の奥には小上がり席や座敷席もあって意外と広い。カウンターに座って瓶ビールをお願いする。キリンの一番搾りの中瓶。グイッとやり、まずは「鳥わさ」を注文。
「鳥わさ」は霜降りにしたささみが醤油に漬かっており、刻み海苔が散らしてある。しっかりと鮫肌で擦った本山葵が添えられているのが嬉しい。ちょっと醤油が多いが、旨い。串を焼いてもらう。皮、正肉、砂肝、血肝、心ぞうなど。砂肝と心ぞうは塩で他はたれ。それぞれ価格表示が無いが、ま、大したことはないだろう。どの部位も調子良く、濃いめのたれの付いた串も旨い。以前は塩で頼むことが多かったが、最近はたれの方が好きだ。缶入りの山椒粉が置いてあったので少し振ったりして楽しんだ。ここの山椒も有馬の「冨士屋」。これ使う古い店意外と多いナ。つくねはまだ仕込みが終わっていなかったので、ナンコツとせせり、それにビールを追加。ナンコツは辛子添え。小さいが旨い。せせりだけは名古屋コーチンらしい。「もも焼き」に手を出そうか迷ったが、ちょうどビールが無くなったので勘定してもらった。次は絶対「もも焼き」喰うゾ。(勘定失念)
とりせん (弥八店)
岐阜県岐阜市弥八町21
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