ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

伊藤天ぷら店 (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年11月19日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県庁近くで仕事の用事があったので昼食時間に「伊藤てんぷら店」へ。以前、メディアコスモスで開催された「おとなの夜学」において、こちらが卸している海老の天ぷらが岐阜市内の多くの老舗食堂で使われている天ぷらだと知ってとても驚いた。確かにどの店に行っても天ぷらがよく似ているなァとは思っていたが、この店から岐阜駅方面はちょっと距離があるし、こぞって使われているなんて想像もしていなかったのだ。店に着くと12時を回っていなかった事もあって先客はまだ1名。前回は「天丼」を頂いたので、この日は「B定食」をお願いした(どのみち品書きは2種<定食・天丼>4通りしかないが)。体を悪くしていたという主人は厨房に立っている。良かった良かった。

しばらくして盆にのった「B定食」が運ばれる。大きくはないが海老天が7本も。これにご飯、味噌汁、冷奴、漬物、味噌汁、大根おろし、そしてオレンジが2切れ付く(「A定食」の場合は海老天3と魚介、野菜の天ぷら)。天ぷらの衣は花の咲いていないフリットのようなタイプ。つゆはとてもあっさりしたもので、これに大根おろしを入れたり、卓上の塩をかけて食べたり。旨い。ご飯は大きめの茶碗にたっぷりと盛ってあるので、海老天を1本いただいては他をつまんで食べ進んだ。途中で主人が「最後に食べるとさっぱりするよ」と”はじかみ”の天ぷらを1本持って来てくれた。この方こそ岐阜市の大衆食堂の最重要人物の1人なのだ(笑)。最後にはコーヒーも出してくれるが、天ぷらのすぐ後にはあまり欲しないので、お茶だけにしておいた。さぁ、仕事に戻ろう(たぶん座っているだけだけれど…)。(勘定は¥900)

以前の記事はこちら

※残念ながら閉店されたとのことですので、岐阜市内のいくつもの食堂で提供されていた「天ぷら」メニューはもう食べられないと思われます。(令和2年1月現在)

 

伊藤天ぷら店

岐阜県岐阜市藪田南4-10-33

 

( 岐阜 ぎふ 薮田 やぶた 岐阜県庁 いとうてんぷらてん 天ぷら伊藤 天ぷら中華 天麩羅 天婦羅 天丼 A定食 B定食 ランチ 天ぷら卸 大衆食堂 麺類食堂 老舗食堂 )

コメント (6)
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The Real...JAZZ / Various Artists

2017年11月18日 | ジャズ

The Real...JAZZ / Various Artists (2014)

ソニーから発売されている3枚組の「The Real...」シリーズ。今回購入したのは「JAZZ」版。随分と大雑把な括りだが、安価だし今までこのシリーズは外していないので、大して曲目も確認せず買ってみた。家に帰って聴いてみる。おっと最初のトニー・ベネット(Tony Bennett)で気付くべきだったか、ヴォーカル・ジャズが中心の選曲。自分は今までヴォーカル・ジャズをほとんど聴いていないし、心惹かれたこともあまり無いので先行きが不安になる。さすがソニー、出てくるアーティストは超の付く有名アーティストばかり。一応ジャズもサラッと聴いておきながら、よくもこの面子を素通りしてきたものだとあきれるくらいの大物が続く。

自分がよく聴くロックでは(特に60、70年代に)ジャズから引用したフレーズやワードを使っていることが多い。慣用句とまではいかないが、ネイティヴだとその音楽自体は聴いた事がなくとも、たぶん「ああ、アレ」と分かるのかも。それだけ当時はジャズが”ヒップな”音楽だったということに違いない。ここに収録された楽曲の多くもロック・アーティストがカヴァーしていたり、引用しているものが散見される。こういうコンピ盤をまた買うかと言われると…たぶん買わないが(笑)、たまに聴く分には悪くない。実家に戻った時に親父(80歳代)のCD棚を覗いたら、ここに収録されているアーティストのCDがいくつも並んでいた。ほう、ヴォーカル・ジャズ、好きだったんだ。

CD 1

01 I Get A Kick - Tony Bennett
02 How Long Has This Been Going On - Peggy Lee
03 The Very Thought Of You - Billie Holiday
04 Skylark - Anita O’Day
05 I'm Nobody's Baby - Mildred Bailey
06 Moten Swing  -Count Basie
07 These Foolish Things (live) - Ella Fitzgerald
08 Mack The Knife - Louis Armstrong
09 I've Got a Crush On You - Frank Sinatra
10 The Man That Got Away - Judy Garland
11 Can't Get Out Of This Mood - Sarah Vaughan
12 Take The ‚A' Train (or In A Sentimental Mood) - Duke Ellington
13 I'm Crazy'Bout My Baby - Fats Waller
14 Stormy Weather - Lena Horne
15 St. Louis Blues - Art Tatum
16 Body & Soul - Coleman Hawkins & His Orchestra

CD 2

01 Moanin (live) - Art Blakey
02 Unsquare Dance - Dave Brubeck
03 Bye Bye Blackbird Miles Davis & John Coltrane
04 I'll Be Seeing You - Etta James
05 Everytime We Say Goodbye - Chet Baker
06 The Way You Look Tonight - Tony Bennett
07 I Loves You Porgy - Nina Simone
08 I've Got You Under My Skin - Mel Torme
09 Mambo Italiano - Rosemary Clooney
10 Boogie Stop Shuffle - Charles Mingus
11 Beale Street Blues - Eartha Kitt
12 Smoke Gets In Your Eyes - Thelonius Monk
13 My One & Only Love Doris Day & Andre Previn
14 Ponteio - Astrud Gilberto
15 Just One Of Those Things - Stan Getz/Jaio Gilberto
16 Secret Love - Dexter Gordon

CD 3

01 Straighten Up And Fly Right - Oscar Brown Jr
02 This Could Be The Start Of Something - Big Buddy Greco
03 When You're Smiling (The Whole World Smiles With You) - Erroll Garner
04 Them There Eyes - Carmen McRae
05 Maybe I'm A Fool - Aretha Franklin
06 Silver's Blue - Horace Silver
07 Night and Day - Helen Merrill
08 The Nearness Of You - Sarah Vaughan
09 Moonlight In Vermont - Betty Carter & The Ray Bryant Trio
10 My Melancholy Baby - Jimmy Rushing & Dave Brubeck
11 You Do Something To Me - Sonny Rollins
12 Loving You - Nancy Wilson (Duet with Peabo Bryson)
13 You're a Sweetheart - The Mose Allison Trio
14 A Wink and a Smile - Harry Connick Jr
15 Do Lord Preservation - Hall Jazz Band
16 Lady Day and John Coltrane - Gil Scott-Heron

中古店にて購入(¥950)

  • CD (2014/9/26)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Sony
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エストマーレ @名古屋市中村区・名駅

2017年11月18日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋駅近くでの用事が早く済んだある夕方、駅上の「名古屋マリオットアソシアホテル」の15階にあるバー「エストマーレ」へ。駅ビルにあるホテルだから、ここを利用した会合やパーティーなどもあるのだが、いつも終わるとつい外に出てしまってこのバーを利用したことが無かった。5時からの営業だが、7時までは”ハッピーアワー”と称してドリンクが2杯を格安で呑めるという事をバーの前にあったイーゼル看板で知る。シメシメ…。フロントのある階だからか人の往来が多い。空いたままのドアの中に入ると店員に「今、ちょうど満席になってしまいましたが、すぐ空きそうなので少しだけお待ち下さい」と言われる。ホテルの宿泊者が利用するのはもちろん外からも客が入るので盛況のようだ。店の中には外国人客が多かったので、荷物をほどいてやれやれとリラックスするのにちょうどいいのだろう。

ほどなくして呼ばれカウンター席へ。照明は暗めで調度品も重厚だし、椅子の座り心地もとても良く、雰囲気ももちろん良いが、テーブル席にグループ客が多いからか店内は全体的に賑やか。店の外にある屋内噴水の音や人の出入りの音も聞こえてきたりしてあまり落ち着いた感じではない。きっともっと遅い時間なら寛げるのだろう。それはさておき飲物を。ハッピーアワーでは好きなものは選べないということなので、さっそくリストを見せてもらう。カクテルはショートとロング、あとアペリティフ、ウイスキーと分けられていて、全部で30種類くらい。季節で内容が変わるようだ。馴染みのないカクテルはどんなものなのか、しっかりと若いバーテンダーに尋ねた。まず選んだのはラムベースの「バカディアーノ」。最初にはちょっと甘過ぎるのかなと思ったが、さほどでもない。チェリーは入っていなかった。次はテキーラベースの「ブロードウェイサースト」を。オレンジジュースを使ってあってやや甘い。何だかテイストが似通っちゃったかな。

何人も居るバーテンダーだが、自分の前に立ったバーテンダーは若く、訊かれた事にも丁寧に答えてくれる。次から次へとオーダーが入るので大変だ。いつも思うがバーテンダーの頭の中ってどうなっているんだろう。こちとらアンチョコ無しでは10種類ぐらいのカクテルしか覚えられないというのに…(苦笑)。チェイサー(富士ミネラルウォーター)を貰い、ゆっくりと味わった。(勘定は本当に税込¥1,200!)

2つ隣に座った男性は自分より少し若い位の歳に見えるが、シガー(葉巻)を燻らせている。漂う香りが何とも優雅だ。うーん、すごく興味湧くなァ…。自分は全く煙草を吸わないが、シガーなら嗜んでみたいなと思って嫁に言ったら「え? 今から!? 〇ちゃん、煙草も吸わないのに?」と反対された…。 

この後の記事はこちらこちら

 

エストマーレ

愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 名古屋マリオットアソシアホテル 15F

 

( 名古屋 なごや 名古屋駅 名駅 メイエキ マリオット ESTMARE バー BAR メインバー オーセンティックバー カクテル ウイスキー ハッピーアワー ) 

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あかつき @岐阜県岐阜市 (2)

2017年11月17日 | 岐阜県(岐阜)

平日のある晩「ぎふメディアコスモス」に用事があったので、その前に夜営業時間が始まったばかりの「グリルあかつき」へ。店に入ってまず確認するのは黒板。こちらに”本日の定食”が書かれている。この日は店に入る前からそのクチになっていた”フライ物”ではなかったので改めてメニューとにらめっこ。きっとどれを選んでも満足するだろう魅力的な品が並ぶが、この日選んだのは「カニのクリームコロッケ(タルタルソース添え)」。そう告げただけだったので、注文してから定食なのか単品なのか言わなきゃダメだったかなと思ったが、単品だったら他に何か足せばと適当に考え、そのままにしておいた。先に巻いた紙ナプキンが爪楊枝で留めてあるナイフとフォークが用意される。ステンドグラス風の綺麗な天井を眺めたりして待っていると、まずトマトの入ったサラダが登場。酸っぱめのドレッシングがかかっている。最近はどこの店へ行ってもなぜか胡麻ドレッシングばかりなのでちょっと嬉しい。そして”あかつき”と赤い文字が入った平皿に盛られた「カニのクリームコロッケ」が登場。ライスと味噌汁も運ばれた(定食だったようだ)。

クリームコロッケは大きいものが3個。ひとつにはたっぷりのタルタルソースがかかっている。まずは何も付いていないコロッケにナイフを入れひと口。あっつあつを頬張るとそのままでも充分に旨い。中には蟹の身がたっぷり、それに玉ねぎやしめじ、茸が入っている。次はタルタルソースのかかったやつを。タルタルソースも旨い。こちらも捨てがたいなァ。ひと口づつ「熱っ、旨っ」と心でつぶやきながら一気呵成に食べ進んでいった。ふぅ、と一息ついていると食後のコーヒーが。この日も満足。日曜休みの店なのでなかなか頻繁には伺えないが、こちらのメニューを片っ端から制覇してみたいなァ(…ビール付きで)。(勘定は¥900)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

 


 

↓「ぎふメディアコスモス」(平成25年・2015・建造)。伊東豊雄設計。雨漏りなど問題もあるようだが、こんな立派な設備を使って勉強出来る若者が羨ましい。

 


 

 

グリルあかつき

岐阜県岐阜市伊吹町2-2

 

( 岐阜 ぎふ あかつき グリル 洋食 ビーフシチュー オムライス ハヤシライス 岐阜庁舎 岐阜県岐阜総合庁舎 岐阜市立中央図書館 )

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はざま酒造 @岐阜県中津川市

2017年11月17日 | 岐阜県(東濃・老舗)

中津川市の散策のお土産に地酒を物色。といっても行く店は最初から決まっていた。「恵那山」という銘柄で有名な本町の「はざま酒造」。趣のある町並みの外れに蔵がある。創業は慶長6年(1601年)というから凄い。杉玉の掛かった古い建物の格子窓は街道いっぱいに続き、その隆盛を物語っている。店に入ると中はすっきりと綺麗に整備されている。左側にとても広い間があり、「酒游館」と称して酒蔵道具や酒蔵見学をしたり出来るスペースなのだそうだ。きき酒も出来るそうだがバイクがあるので残念ながら断念。酒の種類というと「純米」「純米吟醸」「純米吟醸・ひだほまれ」「純米大吟醸」の4種のみと潔い。本当は1升瓶で買って帰りたいが運べないので「純米」の4合瓶を購入した。

帰る途中あわやバイクの後部座席に取り付けたネットから酒瓶が飛び出すというアクシデントもあったが、何とか割らずに持ち帰る。まずは少し冷やして呑んでみる。やや黄色がかった色の純米酒は予想していたよりもスッキリとした飲み口。今までも呑んだことはあったはずだがこんなだったっけか…。次は少し燗をつけて温度を上げてみる。すると純米らしいしっかりとした風味が顔をのぞかせた。少し酸味も前に出てくる。本性を出しよったナ…。自分はどちらかというと強い吟醸香がある酒よりも、こういうどっしりとした酒が好きなんだろうな(と言っておきながら吟醸酒を呑んでも「ウマイナー」と言うのだろうが…)。(勘定は¥1,458)

 


 

↓ 綺麗に整備された蔵の前の通りはこんな風に格子窓の付いた町屋が続く。

↓ 中津川村の庄屋「曽我家住宅(旧・肥田家・田丸屋)」(江戸時代中期建造)。昔は旅籠だったそうで、明治時代に曽我家が入って医院を開業していたのだそうだ。

 

 


 

 

はざま酒造株式会社

岐阜県中津川市本町4-1-51

 

 ( 中津川 なかつがわ 恵那山 えなさん 間酒造 酒蔵 酒造 蔵元 酒遊館 近代建築 脇本陣 中山道 旧中山道 中津川宿 )

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ティダティダ (2) @岐阜県岐阜市

2017年11月16日 | 岐阜県(岐阜)

以前はかき氷のシーズンにお邪魔した柳ヶ瀬の「ティダティダ」。この日は以前に「かまぼこおにぎり」が気になった弁当を買おうと寄ってみた。車を嫁に任せて長良橋通りで停め、「アクアージュ柳ヶ瀬」という小路を抜けて歩いて店に向かう。店の窓口で「お弁当」を注文する。50円プラスで「さーたーあんだぎー」が付くとのことだったのでプレーンのタイプを付けてもらった。店の前で少し待ってから手渡される。ビニール袋に入れてもらった弁当箱(蓋付きプラ容器)を下げて車に戻った。

出掛け先で「お弁当」を開けてみた。中には大きくて丸い「かまぼこおにぎり」が2つ。それに大根やパプリカのピクルス、レタス、トマトなどの野菜が入っている。かまぼこおにぎりのひとつは黄色でカレー味。ふんわりとエスニックな香りがする。薄く黄色いカマボコの皮に包まれている。どうやって作るんだろう。頬張ってみると味付けはそんなに濃い訳ではなくやさしい口当たり。中に見えるのは人参だろうか。もうひとつは白い皮に緑色が入っていてアーサ(=あおさのり)が練り込んであるのだそうだ。こちらもやさしい口当たり。ほんのりとあおさのりが香るが、中のご飯は赤飯のように色濃い(黒米だそうだ)。時々ピクルスを挟んで美味しくいただいた。デザートは甘さ控えめの「さーたーあんだぎー」。もう沖縄で食べた味は忘れてしまったが、いつもとは違うお弁当、楽しかった。(勘定は¥650)

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かまぼこおにぎりとさーたーあんだーぎーの店 ティダティダ

岐阜県岐阜市日ノ出町1-20

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 ロイヤル劇場 映画館 名作劇場 おにぎりかまぼこ サ―ターアンダギー ドーナツ 沖縄料理 沖縄 石垣島 )

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鳥繁商店 @名古屋市昭和区・桜山 (※閉店)

2017年11月16日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

昭和区の桜山近辺をウロウロ歩いていた時になんとも渋い佇まいの和菓子屋と鶏肉屋が並んでいるのを見つけた。それがここ「鳥繁商店」。最近はこの地方でもあまり若鶏の事を「かしわ」と呼ばなくなって久しいが、「かしわ・たまご」と大書きされた看板に加えて「コロッケ・かつ」と書かれた看板があったので店に入ってみることにした。昭和の肉屋らしさ満点の店内には横の方に揚げ物が並んだスペースがある。ただ訪問した時はちょうど時間が外れていたとみえて揚げられていたのは「ベビーカツ」ぐらいだった。出てきた主人に「ベビーカツ」をお願いする。「すぐ食べんさる?(すぐ食べるかい?)」と訊かれたのでハイと答えると、油紙を持ち手の骨の部分に挟んで手で渡してくれた。

行儀が悪いが道路を歩きながらいただく。サクッと揚がった「ベビーカツ」とはは骨付きの鶏肉。カツなのでもちろん衣が付いている。学生時代によく近所の肉屋で揚げられた「チューリップ」(骨付き手羽肉)を買い食いしたが、それと部位は一緒なのかな(ちょっと形が違う気もする)。食べてみて意外だったのだが、下味はほとんど無いに等しく、塩胡椒もほとんど効いていない。うーん旨いは旨いがやっぱりソースか何かが欲しいなァ。そういえばショーウインドーの残像に「ソース××円」とあったような気もするゾ。次に通りかかったら「コロッケ」「ミンチカツ」あたりを”ソースと一緒に”買ってまた食べながら歩こうかな。そうそう隣の和菓子屋も…。(勘定は¥135/本)

 


  

↓ 瑞穂区の山崎川沿いにある「東山荘」(大正~昭和初期建造)。市長公舎として使われたこともあったのだとか。登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 訪れて初めて知ったのだが、建物の一番奥には後から増築されたと思われる洋館もあった。

 


 

かしわ・たまご 鳥繁商店

愛知県名古屋市昭和区菊園町1-16

 

( 桜山 さくらやま 鳥繁 とりしげ とりしげ商店 コロッケ メンチカツ 長寿園 近代建築 とうざんそう 国登録有形文化財 名古屋市都市景観重要建築物 閉店 廃業 )

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Chicken Zombies / thee michelle gun elephant

2017年11月15日 | ロック(日本)

Chicken Zombies / thee michelle gun elephant (1997)

ミシェル・ガン・エレファント(thee michelle gun elephant)のサード・アルバム。端々にクラシックなロックの影響が強く伺える彼らだからか、ジャケットはブルー・チアー(Blue Cheer)を彷彿とさせる(というかコピー)。オッサンの自分は彼らを後追いで聴いたのだけれど、最初に聴いたのが何かのコンピ盤(コレだったか…)に入っていたこのアルバム収録の「Get Up Lucy」だったと思う。素晴らしいカッティング・ギターとヴォーカルのしゃがれ声(何度聴いてもカッコイイ)。後から映像を見たら思いのほか線が細くてベビーフェイスだったけれど、音的にはとても気に入って中古でマキシ・シングルを見つけて購入した。

収録曲は粒揃いで、やはり勢いがあってなかなかいい。素直にルースターズ・ライクなロカビリーの影響も受けたシンプルなロックンロール。こういう音楽だとある程度の”ポップさ”が無いとアルバム1枚聴くのは辛いものだが、ここでは勢いある演奏と曲のポップさがしっかりと同居していて、アルバムとしてのクオリティーも高い。粋がっていてちょっと気恥ずかしくなるような、勢いまかせ、若さまかせの言葉選びも彼らの特徴のひとつだと思うが、それはここでも健在。後追いだったから当然年下の奴らだろうと思っていたが、メンバーが自分と同世代だと知ってビックリ。

中古店にて購入(¥250)

  • CD (2000/7/29)
  • Disc : 1
  • Label : コロムビアミュージックエンタテインメント
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栄屋 @岐阜県関市 (※閉店)

2017年11月15日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市でずっと気になっていた食堂「栄屋」へ。店は旧「名鉄・新関駅」(既に廃線、駅舎なし)前の通りと本町商店街の交差する角にあり、日曜休みで夜は営業していないようなのでずっと訪れることが出来ないでいた。旧駅舎は既に完全に撤去され、その後には新興の住宅が建ち並んでいる。もちろん駅前の南北の短い通りも閑散としていて、現在残っている商店はこちらと和菓子屋さんぐらいか。この日は関市の文化会館に用事があったのでそのついでに店に寄ってみた。元駅前の狭小の店なので駐車場は無さそうだ。店の外には昔はサンプルが並べられていただろう小さいガラスショーケースがあるが今は小物が置かれていた。暖簾をくぐるとL字のカウンター席と小さいテーブル席が4つ程の小さいスペース。いまだ黒電話が健在だ。カウンター席に座って、壁に貼られた品書きを眺める。意外にも(失礼)先客は3組おり女性ばかり。自分が入ったすぐ後にも近くの会社員と思しき男性が取引相手らしい外国人を連れてやって来ていた。なのでこんな庶民的な店に英語が飛び交っている(笑)。調理は女将1人のよう。すでに注文が入っているので大忙しだ。オムライス、カレー、焼飯など惹かれるものは多かったが、この日は「かつ丼(並)」を注文する。

こういう食堂ではざっくばらんな主人の場合も多いが、こちらの女将さんは口調も丁寧で、お茶の減り具合でお代わりを勧めて下さるなど、とても親切な応対。しばらくして「大変お待たせいたしました」と「かつ丼」が登場した。こちらの「かつ丼」はオーソドックスな玉子とじかつ煮タイプ。かつはやや揚げ過ぎだったが、つゆは甘過ぎず、濃過ぎずのちょうどいい塩梅だった。添えられたたくあんを挟んでワシワシと食べ進む。エアコンの位置が低く、カウンター席に座ると直接風が当たるので寒かったが、熱々のかつ丼を掻き込んでで甦った。次はオムライスを。(勘定は¥550)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 


 

↓ 東西に走る本町商店街を少しブラブラと歩く。アーケードがあるので建物の様子は分かり辛いが、こちらの洋品店「後藤洋服店」(建築詳細不明)は佇まいがなかなかいい雰囲気。

 


 

 

大衆食堂 栄屋

岐阜県関市栄町1-8

※令和4年12月28日を以って閉店されました

 

( 関 せき さかえや さかえ屋 大衆食堂 麺類食堂 食堂 定食屋 洋食 ランチ 美濃町線 名鉄美濃町線 新関駅 廃駅 廃線 近代建築 閉店 廃業 )

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ツバメヤ (2) @岐阜県岐阜市 (※移転)

2017年11月14日 | 岐阜県(岐阜)

大名古屋ビルヂングにも出店し、「ミツバチ食堂」、老舗を復活させた「松ノ屋」、そして最近開店した「RESTAURANT&BAR Enza」といまや飛ぶ鳥を落とす勢いの「ツバメヤ」へ。暑い頃は隣の「松ノ屋」へ行ったが、この日は久々にこちらの和菓子を買いに寄ってみた。だんだん若い人が集まるようになってきた柳ヶ瀬商店街の原動力のひとつとなった店。閑散としていた商店街にここだけ行列が出来るほどの人気だった。名古屋にも店が出来たからか以前ほどではないものの、休日の時間によっては相変わらず人が並ぶ人気。この日に購入したのは、ここ柳ヶ瀬本店だけの「草餅」と「もちどら」。

「草餅」はねっとりとした濃い色の皮にヨモギの香り。季節ではないので鮮烈な香りというわけではないが、しっかりといい香り。きっと今は保存方法とかが進化しているんだろうな。きれいな味のつぶ餡とぴったり寄り添う。「もちどら」は名前通りもっちり、ねっとりとした皮が特徴。普通のどら焼きよりひと回り小さく餡の量も多くないが、いつもどら焼きっておやつにちょっと食べるには大きいナと思うので、この大きさがなかなかいい。皮には餅粉と玄米粉を使っているんだとか。昔からある菓子を洗練させ、モダンなパッケージで包み、若い人達にも大人気のツバメヤ。その手腕は凄い。

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

 

ツバメヤ

岐阜県岐阜市日ノ出町 1‒20

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 ツバメヤ 和菓子 町野仁英 まっちん 大地のどらやき わらび餅 )

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