変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

池上彰氏が語る「生きる」とは…Ⅲ

2012-12-12 17:31:48 | Weblog

 毎日寒い朝ですね。
 年々、年を重ねるごとに…
 朝起きてすぐの関節の動きの悪さを実感する…今日この頃です。

 だから、床に何か落ちたりして…
 拾いたくない、と本当に思いますね。

 皆さんは、いかがでしょうか。

 
 明日は、恵比寿ガーデンプレイスで‘きらら'の忘年会です。
 皆さんと、寒さに負けず、痛みにも負けず、元気に笑い飛ばして、楽しんでこようと思っています。

 さて、長らく中断しておりました、私の愛読誌「高野山教報」から、
 池上彰氏のお話の続きを掲載したいと思います。
 ~仏教国、ブータンの民衆が欲がなく幸福感に満ちていると言うお話の続きです~



           『池上彰氏が語る「生きる」とは…』



さすが幸福指数が世界で一位といわれる国ですね。
そうなんですよ。幸福指数を調査した後、実は急激に豊かになってきたんですよ。
 幸福指数でみんなが幸せだといった時期には、そもそも何もなかった。ほとんど紙幣経済が成立して
 いなかった。ブータンでお金が導入され、紙幣が始めて発行されたのは1974年なんですよ。
 それまで物々交換なんですよ。だからこそ、みんなが幸せだといっていた、それが豊かになって
 色々世間のことが判ると貧しいということを自覚し、いろんな不満が出てくるはずですよ。
 ところが、それが歯止めになっているんですね。それが凄いと思いましたね。


「少欲知足」という仏教思想がよく踏襲されている部分ですね。

そうですね。凄く面白い話なんですが、ブータンでは国立博物館に仏教の経典を集めることが
 できないんです。つまり、みんなお寺で現在使われているものなので、文化財のような形で図書館に
 集めることが出来ない、それぞれのお寺やお家に置いておくものだと考えてのことだと。
 当に生きている…仏教だなと感じますよね。


日本であれば国の方針に従って文化財として何かしらの施設に保管しなければならない現実が
 ありますが、もともとの本質に従って法を伝える大切にものとして実践の場での使用が許されて
 いるんですね。著書『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』で「宗教は、よく死ぬための予習」と
 おっしゃっておりますが、池上さんが「よく生きる」ために御自身がヒントにされた宗教や倫理観など
 ありますか。

はははっ。そんなもの何もないですけど、つまり「よく死ぬこと」っていうのは、いずれ死ぬことですから、
 輪廻転生のことを考えれば、今生をごく僅か、いずれ死を迎えるわけですから、その時にいい人生だったと
 いえるかどうかっていうことが肝心で「終わりよければ全て善し」といいますけど、その「終わりよければ」
 になれるように、これから、みんなが学ぶ時期として迎えるんだろうと思っています。


仏教の仏さまには、それぞれ本誓(役割)が備わっていらっしゃるといわれます。
 例えば、観音さま(千手千眼観世音菩薩)であれば、千(無量)の手に付く慈眼で衆生を見つめ、
 千(無量)の慈手で衆生を救うなどという役割がありますが、池上さんの今生での役割はどういうものと
 お考えでしょうか。

物事を皆様に判りやすく解説することですかね。ですから、戒名には「解」とか「説」かのどちらか
 一文字を入れていただきたいですね。(笑い)


多くのことを知り、多くの方に判りやすくお伝えする」。思った通りのご回答で、嬉しく思います。

最近、そのようなことを自覚しております。


先生は、毎日本をお読みになるそうですね。その中、本を奴隷とお姫様とに分けてお使いになるとの
 こと、本の文章に触発されることがあれば、ページの角を折り曲げたり、思いついた内容を空いた
 スペースに書き込むなど「奴隷」的に酷使する本と、好きな作家の小説やエッセイなどじっくりと読む
 愛読本としての「お姫様」的に扱い本を楽しんでおられるとの事、感心いたしました。

ありがとうございます。折角、買った本ですから、有効に活用したいものですよね。


9.11のテロが起こる1年前に、既に「タリバン」(アハメド・ラシッド著)を読んでおられたとお聞きし、
 大きな事件になる前にキャッチする、その察知力の凄さに驚きを感じているのですが、その察知力は
 如何に培っていらっしゃるのでしょうか。

新聞をたくさん読むことですね。特に私は、国際面の小さな記事に注目しているんですよ。
 小さな記事の何れそれがどんどん大きくなってくる。毎日毎日読んでいると、「アッ、あの時読んだ
 記事が今大きくなった」ということがだんだん多くなり、「この小さな記事、これから大きく発展して
 くるんじゃないかな」そういう感覚が次第に研ぎ澄まされてくるんですよね。だから9.11の一年位前に
 アフガニスタンのタリバンという奇妙な組織がいると、「将来何か必ず問題が起きるだろう」と、
 じゃあ、その時に備えて今から勉強しようということだったんですよね。



その後に起きたアメリカによるアフガニスタン攻撃の後に、アラー(神)がアラビヤ語で伝えた
 教えが書かれる「コーラン」の解説書まで目を通し、自爆テロの背景に存在する「ジハード(聖戦)」
 という言葉に異なった解釈が存在するという教えの本質にまで踏み込んで学ばれたそうですね。
 「わかりやすく伝える」ということは、単にテクニックではなく、「物事の本質をしっかりと見据え理解する」
 という探究心はもちろん、「伝えたいものをなんとしても伝える」という情熱にあるのだと実感いたしました。
 本日は、本当にありがとうございました。
 平成27年の開創千二百年記念大法会の折、ご参拝を心よりお待ちしております。




 目がひどく疲れて、、痛くなりました。
   寒いし、寒いのは、嫌いです。。。。 
   皆様、御自愛くださいね。




        『変形性股関節症に負けないでね!』

 
コメント
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