天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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十段戦第2局 /趙治勲十段、防衛へあと一番

2006-04-02 21:27:30 | プロ棋戦

 趙治勲十段に山下敬吾棋聖が挑戦している十段位戦五番勝負の第2局は、趙先勝の後を受けて3月27日に愛知県蒲郡市の西浦温泉で行われ、黒番の趙が中押し勝ちして連勝、防衛にあと一勝とした。
 第3局は4月5日、長野県大町市の「くろよんロイヤルホテル」で行われる。

 「ふたりとも気合負けしないように気合で打っている」と新聞解説の宮本直毅九段が話せば、立ち会いの岩田達明九段も「どちらも戦いが好きだから、大変な碁になりそう」と予想する。

 難解な全面戦争に突入。黒は上辺の白と中央の白を分断して優位を確立し、最後は趙が粘る山下を突き放した。

<趙十段の話> ここが囲えた(中央に地ができた)から…。
<山下棋聖の話> 最初の戦いから苦しかった。中盤も手厚く打たれどうしようもなかった。

                (産経囲碁Webより抜粋)

         ◇  ◇  ◇  ◇

趙治勲十段の闘魂が山下棋聖の力を完封した一局のようです。
厚みと攻めが身上の山下棋聖も受身の立場では力が発揮できない様子でした。

         ◇  ◇  ◇  ◇

今回の対局地は愛知県蒲郡市の西浦温泉「銀波荘」。囲碁・将棋のタイトル戦ではすっかりおなじみです。
十段戦の対局地は毎年ほぼ同じところで行われおり、主催者、開催施設も手馴れて安心かもしれませんね。

蒲郡市は「がまごおりし」と読みますが、知らない人は難しい呼び方だと思います。
小学生の頃、親に連れられて海水浴や潮干狩りに訪れたことがあります。その頃は蒸気機関車が走っていたような記憶があります。

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