天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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フランスの小説「碁を打つ女」

2012-03-22 19:53:32 | 囲碁

Gowoman ◆書籍紹介
 ・書籍名:碁を打つ女
 ・発行所:早川書房
 ・著者:シャン・サ(山颯)
 ・訳者:平岡 敦
 ・発行年月:2004年8月
◆内容紹介
1937年、日本が帝国主義を強める満州。満州の娘と日本人士官が互いの素性も知らぬまま対局し、惹かれあう。だが、日本軍と抗日軍の対立は激化し、運命は思わぬ方向へ…。フランスの高校生が選ぶゴンクール賞受賞作。

    ◇   ◇

本書は2004年の作品ですが、しばらく忘れていました。
2週間ほど前、朝日新聞のオススメ記事を見て購入、読み終えたところです。

物語は悲劇なんでしょうが、日本風の感傷的な雰囲気ではなく、乾いた感じがします。これもフランス風なんでしょうか。
本書はフランスの高校生が選ぶゴンクール賞受賞作とのことですが、残虐な表現もあり青少年には??という印象です。

    ◇   ◇

「対局を重ねるうちに愛情が芽生える・・・」そういうこともあるのでしょうか。
残念ながら私達の世代では、そういう状況はほとんどなかったですね。
最近は「囲碁ガール」が注目される時代、囲碁カップルも珍しくないのかも知れません。

プロ棋士同士の結婚は、高梨・井沢プロが昨年暮れに話題になりましたが、結構多いようです。
ただ、愛情を感じるのは囲碁以外の要素だと思いますが・・・。

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