謝依旻女流名人に加藤啓子六段が挑戦する第26期女流名人戦挑戦手合三番勝負第1局が3月5日、東大阪市で行われた。結果は謝女流名人が黒番中押し勝ちをおさめシリーズ先勝となった。第2局は12日(水)に京都市「平安女学院大学 『有栖館』」で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「謝依旻 開花宣言」「加藤、ママパワー空振り」
(週刊碁見出しより)
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序盤で優勢を築いた謝さん、中盤でフラつくも再度主導権を握り逃げ切りました。
5年ぶりのタイトル戦登場の加藤さん、中盤のチャンスを生かせず敗れました。
謝さんは昨秋の女流本因坊戦で向井さんにタイトルを奪われましたが、1月の女流棋聖戦では青木さんを破り防衛、2冠を維持しています。
加藤さんは昨年11月に第二子を出産し、本シリーズに臨んでいます。女流棋士は大変、夫君は溝上知親八段ですね。
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今回の対局地は東大阪市の大阪商業大学。前日に行われた十段戦第1局とダブルタイトルマッチです。
前回に続いて関西弁のエピソード。
サラリーマン時代のこと、一回りほど若い新人が「関西出身の『どんくさい』男ですがヨロシク」と挨拶していました。
このときはじめて「どんくさい」という言葉を聞きました。あまりいい意味では使われないようですが、愛嬌を感じましたね。