3月20日に放映された第63回NHK杯トーナメント戦の決勝は、過去3度優勝の張栩九段と初出場の俊英、寺山怜四段の対戦となった。結果は黒番の張が中押し勝ちした。熱戦を制した張は、第55期以来8年ぶり4回目の優勝である。
(日本棋院HPより抜粋)
「張栩復活、積極的な仕掛け」 「寺山の猛追も及ばず」
(週刊碁見出しより)
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優勝の張九段、序盤のフリカワリはやや不本意だったものの、その後は変幻自在の仕掛けで圧倒しました。
準優勝の寺山四段、この決勝戦では「らしさ」が出ていなかった・・・。
張栩さんは久しぶりの優勝ですね。名人戦リーグでも3連勝と奮闘していますが、まだ本調子とは・・・。
寺山さんはこのNHK杯で新風を送ってくれました。他棋戦での活躍が楽しみですね。
張さんと寺山さんは「テレビアジア選手権」に出場しますが、日本代表の意地を見せてほしいですね。
本棋戦、平成四天王のなかで張栩九段は奮起しましたが、山下、高尾、羽根は初戦で敗退。碁界の勢力図も混沌と・・・。
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