昨日(2/13)は定例の「風鈴会」の日、講座の内容は「決めてはいけない」でした。
①「ツケノビ定石」で黒1のオシを「決めてはいけない」。決めてしまうと、その後の手段をなくしてしまいます。
この手、こども囲碁教室でよく見ます。ただ、なぜダメか説明が難しいのです。
②黒の「大ゲイマジマリ」に白が星下にツケて隅を確保した図、黒の手順は?
単に黒Aのカケツギが正解。黒Bオサエ、白C守りを「決めてはいけない」。
③黒、星から開いた所へ、白、三々に入った図、黒の手順は?
黒1オサエ、白2ツギ、ここで単に黒3一間トビが正解。黒1の後、Aのオサエを「決めてはいけない」。
「決めてはいけない」、これは後々の「アジ」や「利き」を残して打つということでしょう。
ただ「アジ、利き」を有効に生かすテクニックを備えていないと、ヨセられてしてしまうこともあります。この辺がムズなところで・・・。
人生でも「ここで決めておくべきか、ここは決めないで待つか」、岐路に立たされることがあります。
「後悔先に立たず」という路線からすると、「早めの決断」となりますが・・・。
◇ ◇
今回の実戦対局は1敗(指導碁)1勝でした。
●1局目は鈴木師範の指導碁(4子局)。白の弱点を攻め順調でしたが、あと一歩の追及が軟弱で追い込まれてしまいました。読みの能力に限界か・・・。
○2局目は謹厳実直風なS藤さんとの常先。単調な攻めが不発に終わり、終盤に入る時点では劣勢でした。ここからS藤さんは時間追われて自滅、時間が味方してくれました。
◇ ◇
例会の後は、常連が集まっての懇親会。
前日に行われた「女流アマ囲碁選手権(関東予選)」に風鈴会のメンバーも参加したそうです。
女性の大会はあまり勝負にこだわらず「和気藹々(わきあいあい)」という私の印象でしたが、この大会では「熾烈なバトル」だったと話していました。
群馬県ではほとんどが馴染みのメンバーで年齢層も高いのに比べ、首都圏ではレベルも高く、勝負に対する執念が激しいのかも知れません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます