2008/棋聖戦第2局は地元の熱烈な誘致で島根県益田市で行われましたが、開催に合わせ読売新聞/島根版では「島根の碁」(5回)を特集していました。
<5>子ども教室「自分磨け」 (1月28日)
<4>史上最大浜田藩の碁会 (1月27日)
<3>「道策出身・仁摩でタイトル戦」 (1月26日)
<2>古里で子ども教える (1月25日)
<1>岩本九段語り継ぐ石碑 (1月24日)
いずれも興味深い内容ですが、「古里で子ども教える」では桑本晋平六段の近況でした。
--- 以下、「YOMIURI ONLINE」より抜粋 ---
桑本六段(35)は出雲市大社町出身で、東京から同市に拠点を移して活躍。
市立荒木小4年の時に友達の父から教わり、囲碁と出会った。中学2年でプロを目指して上京し本間明男八段に入門、1992年にプロ試験に合格した。
桑本六段が帰郷したのは2006年秋。体調に不安を抱えていたこともあり、出雲で冷静に自分を見つめてみようと思った。将棋の里見香奈女流初段が出雲から東京や大阪へ対局に向かう姿も刺激になった。
対局はほとんどが東京で、上京するのは体力的に厳しい。だが、地方在住の棋士は貴重な存在で、日本棋院は「地方での囲碁普及に欠かせない存在」と評価する。
出雲市での囲碁教室は昨春、地元指導者から引き継いだ。初段以上が対象で、桑本六段の指導が始まって、生徒は5人から小学生~高校生の14人に増えた。
中には桑本六段の子どものころを上回る実力の小学生もいる。
桑本六段は「将来のプロ棋士をここで育てたい」と語る。出雲の子どもたちに寄せる期待は大きい。
◇ ◇ ◇
桑本プロには5~6年ほど前、社内囲碁部の合宿・指導碁会で3度ほど指導にきていただきました。
温厚でユーモアがあり、誰とでも親しくなれそうな印象でした。
地元に帰っていたことは初めて知りましたが、今後は島根を根拠に棋戦での活躍と囲碁普及に是非ともがんばってほしいと思います。
プロ棋士のほとんどは棋院のある東京・大阪・名古屋周辺に在住していると思われます。
対局の関係でやむ負えないでしょうが地方在住プロの存在は、島根県のように地域の囲碁界活性化に大きな影響を与えるとでしょう。もっと増えてほしいですね。
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