天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第46期天元戦第1局/一力、二冠に向け好発進!

2020-10-11 21:00:00 | プロ棋戦

6連覇を目指す井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する 第46期天元戦挑戦手合五番勝負が10月8日に愛知県名古屋市 「賀城園」で開幕し、一力が黒番半目勝ちしシリーズ先勝とした。第2局は10月20日(火)に北海道札幌市 「京王プラザホテル札幌」で打たれる。
    (日本棋院HPより抜粋)
 
「一力、勝負強さを発揮、気力で掴んだ勝利」 「井山、必勝ムードが一転、痛恨の半目負け」
    (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○

初戦を勝利した一力碁聖、苦しい展開を驚異の粘りで半目勝ちを手にしました。
敗れた井山三冠、優勢を維持できず無念・・・。

一力さんは8月に6度目のタイトル戦で碁聖位を奪取、過去5度の相手は井山さんで大きな壁となっていました。
初タイトル獲得で自信を得たか各棋戦で大活躍、勝ち星ランキングも1位(38勝9敗)と今一番打てている棋士でしょう。
好調同士の本シリーズですが、一力さんの勢いが優るか・・・。

     ○ ● ○
 
今回の対局地は愛知県名古屋市 「賀城園」。初詣ランキングで上位を占める熱田神宮のすぐ脇とのこと。

子供の頃、親に連れられ初詣で熱田さん(熱田神宮)に行ったことが思い起こされます。
当時のレジャーというと神社仏閣を訪れるのが主流で、電車に乗ることや、お昼の食事、露店での買い物が楽しみでした。

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1年前の記事(2019-10-11):高崎健康福祉大学で囲碁授業に179名

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第45期新人王戦第2局/関航太郎が返し決着は第3局へ!

2020-10-09 21:00:00 | プロ棋戦

第45期新人王戦決勝三番勝負、 佐田篤史七段-関航太郎三段戦第2局が9月28日(月)に「日本棋院東京本院」で打たれ、 関が白番中押し勝ちをおさめ1勝1敗のタイとした。タイトル決定局となる注目の第3局は10月16日(金)に大阪市中央区「関西棋院」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「関、会心の打ち回し」 「佐田、趣向が裏目?」
     (週刊碁見出しより)

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1-1のタイに持ち込んだ関三段、序盤からリードを奪い完封勝利でした。
敗れた佐田七段、序盤から苦しくし局面打開できず・・・。

実績優位の佐田七段に対して、関三段の充実した打ち回しが光りましたね。
最終第3局は1週間後になりますが、本因坊リーガーの佐田さんがやや有利か・・・?

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1年前の記事(2019-10-09):日本棋院・群馬県支部対抗戦/2019

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第39期女流本因坊戦第1局/挑戦者の藤沢が先勝

2020-10-07 21:00:00 | プロ棋戦

初防衛を目指す上野愛咲美女流本因坊に藤沢里菜女流立葵杯が挑戦する 第39期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負が10月1日に岩手県花巻市 「佳松園」で打たれ、藤沢が黒番中押し勝ちをおさめシリーズ先勝とした。第2局は10月18日(日)に鳥取県東伯郡湯梨浜町「望湖楼」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)
 
「藤沢、まず1勝掴む」 「上野、勝負手空振り」
     (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

女流囲碁界のツートップが激突する女流本因坊、第1局は藤沢さんが中盤の攻防で優位に立ち押し切りました。
敗れた上野さん、勝負のハンマーも勢い余り無念の空振りでした。

本局の展開を見ると、名人戦の対戦と似ている感じがします。経験豊かな「井山・藤沢」、大胆な戦略の「芝野・上野」という構図でしょうか。
ここまでは経験値に優る井山さん、藤沢さんが優勢ですが、新興勢力の芝野さん、上野さんの爆発力に期待か・・・。

     ○ ● ○

今回の対局地は岩手県花巻市の花巻温泉「佳松園」。女流本因坊戦では18年連続の開催とのことです。
始めて当地で行われたのは2003年10月2日「第22期女流本因坊戦第1局(小林泉美・女流本因坊 対 矢代久美子五段)」。この第1局は矢代さんが勝ったものの、その後小林さんが3連勝でタイトル防衛、3連覇を果たしました。
小林泉美さん、矢代さんの活躍、懐かしいですね。

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1年前の記事(2019-10-07):第26期阿含・桐山杯決勝/張栩が優勝

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第45期名人戦第4局/井山、名人返り咲きまであと1勝!

2020-10-05 21:00:00 | プロ棋戦

第45期名人戦挑戦手合七番勝負第4局が9月29,30日(火,水)に三重県鳥羽市「戸田家」で打たれ、 井山裕太三冠が芝野虎丸名人に黒番中押し勝ちをおさめシリーズ3勝1敗とし3期ぶりの名人復位と大三冠(棋聖・名人・本因坊)まであと1勝とした。第5局は10月13,14日(火,水)に静岡県熱海市「あたみ石亭」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山鮮やか、最強手貫き3勝目」 「虎、超人発想実らず」
     (週刊碁見出しより)

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名人復位にあと1勝に迫った井山棋聖、大石を堂々とシノいでの勝利でした。
敗れた芝野名人、独創的な着想も無念・・・。

これでスコアは井山挑戦者の3-1。本因坊戦と同じ展開で井山さん絶対有利となりました。
苦戦の芝野名人、苦心の戦略も「策に溺れた」感じが・・・。

今回の対局地は三重県鳥羽市「戸田家」。
東京方面から車で鳥羽への経路は名古屋経由が多いのですが、愛知県渥美半島・伊良湖岬から「伊勢湾フェリー」で鳥羽へ向かうコースもあります。
30代の頃、東名高速から伊勢湾フェリーで伊勢・志摩を訪れたことがあります。よく覚えていませんが、伊勢湾は波静かな海だったような・・・。

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1年前の記事(2019-10-05):石川県/碁石ケ峰

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本因坊戦新リーガー/鶴山、佐田、大西

2020-10-03 21:00:00 | プロ棋戦

好調の3人初参戦、強敵との戦いに意欲
10月から始まる次期本因坊リーグ新参加4人のうち3人(鶴山、佐田、大西)は「初リーグ」という新鮮な顔ぶれとなった。リーグに入れば一流というのは、今も昔も変わらない。
     (週刊碁より)

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週刊碁10/5号「本因坊新リ-ガー特集」、初リーグ入りを達成した3人の感想と抱負が載っていました。

鶴山淳志八段
39歳の鶴山さんはリーグ中、羽根さんに次ぐベテランで令和三羽烏との対局が楽しみとのこと。「肥後の暴れ馬」として活躍してほしい。

佐田篤史七段
岡山出身の佐田さんは24歳、醸し出す雰囲気は、さながら「桃太郎」。リーグという鬼ヶ島での大暴れを期待してもいいだろう。

大西竜平七段
芝野三冠と同学年(20歳)、同期入段のライバル。じっくり考えてから、言葉を選んで丁寧に答える姿は「哲学者」。今のこどもたちが大きくなった時に認められるような碁を打ちたいとのこと。

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第76期本因坊リーグメンバー8名は残留の芝野名人、許八段、一力碁聖、羽根九段、新リーグ入りした黄九段と初参加の上記3名となります。
初参加の3名に期待がかかりますが、本命は令和三羽烏(一力、許、芝野)。その中でも絶好調の一力碁聖に注目です。

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1年前の記事(2019-10-03):映画「記憶にございません!」

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テレビ対局眠くなる

2020-10-01 21:00:00 | テレビ番組

「NHK杯テレビ囲碁トーナメント」も2回戦第7局が終わり半分くらいは経過したでしょうか。
9/20放送の「芝野名人 VS 瀬戸八段」戦で優勝候補の芝野さんが敗退、瀬戸さんの冷静な打ちぶりが光りました。
これから井山三冠、平成四天王、令和三羽烏の一力さん・許さんが登場、女流の上野さん、藤沢さんの活躍も楽しみですね。

テレビ観戦の問題は睡魔に襲われることです。
私は録画しておいて、3~4回に分けて観るようにしていますが、臨場感がドーモ・・・。

解説者にもよりますが、単調な流れではどうしても眠くなりますね。
これからは、お笑い芸人レベルの解説専門棋士もアリだと思いますが・・・。

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1年前の記事(2019-10-01):第28期竜星戦決勝/一力遼竜星が連覇

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