石原慎太郎都知事が、1995年下期から務めてきた芥川賞選考委員を退任するとのことが、19日付の日経新聞に記事が出ていた。
記事から引用すると、石原知事は「いつか若い連中がでてきて足すくわれる、そういう戦慄を期待したけど全然刺激にならない。自分の人生にとっての意味合いの問題だ」
最近の文学作品について「物書きとしての緊張感を覚えさせてくれる作品がない」とのこと。
今年の芥川賞の作品がどのようなものか、読んでみないとわからないが、まあ、彼にとってはそういうことなんだろう。

私の読書録(読書メーター)を見直してみると、最近出版された本で、これは!という感想を書いている本が少ない(それにしても、最近、本読んでないな)。
子供達には、「読書をすることで、いろいろな人生を歩き、いろいろな人と出会える」などといって、読書を勧めているが、この年になると、「ヘエ、こんな人生もあるのか」というような内容ではつまらない。まあ、感動する感性が年齢とともに失われてしまっているのかもしれないが、それでも、未読の古典を読めばまだまだ感動する。

どの小説家も、技術的には大変素晴らしい。だけど内容は、ダメダメ人間というか、奇人変人をこれでもか、という感じで繰り出してくるだけの様に思えてしまう。
不肖コロ健、この程度のダメダメ、十分やってきたので、「ヘエ、こんな人生もあるのか」で終わってしまう。
あと、ネット。世界中の隅々から、変な人、小説より奇なる事実や人間模様が情報として発信されてくると、なかなかこれといった人生、というのはでないか。
小説も新しい局面を迎えつつある。
石原都知事を見返すような小説家の出現を待ちたい。


記事から引用すると、石原知事は「いつか若い連中がでてきて足すくわれる、そういう戦慄を期待したけど全然刺激にならない。自分の人生にとっての意味合いの問題だ」
最近の文学作品について「物書きとしての緊張感を覚えさせてくれる作品がない」とのこと。
今年の芥川賞の作品がどのようなものか、読んでみないとわからないが、まあ、彼にとってはそういうことなんだろう。

私の読書録(読書メーター)を見直してみると、最近出版された本で、これは!という感想を書いている本が少ない(それにしても、最近、本読んでないな)。
子供達には、「読書をすることで、いろいろな人生を歩き、いろいろな人と出会える」などといって、読書を勧めているが、この年になると、「ヘエ、こんな人生もあるのか」というような内容ではつまらない。まあ、感動する感性が年齢とともに失われてしまっているのかもしれないが、それでも、未読の古典を読めばまだまだ感動する。

どの小説家も、技術的には大変素晴らしい。だけど内容は、ダメダメ人間というか、奇人変人をこれでもか、という感じで繰り出してくるだけの様に思えてしまう。
不肖コロ健、この程度のダメダメ、十分やってきたので、「ヘエ、こんな人生もあるのか」で終わってしまう。
あと、ネット。世界中の隅々から、変な人、小説より奇なる事実や人間模様が情報として発信されてくると、なかなかこれといった人生、というのはでないか。
小説も新しい局面を迎えつつある。
石原都知事を見返すような小説家の出現を待ちたい。


