今日からサミットが始まった。昔のように経済強国がああいえば、こうなるという時代ではないが、それでもそれなりのおおごとだ。勤務先は都心で、ニュースによれば外は厳戒態勢らしいけど、顕微鏡の横の小さな窓から見える空は曇っていて、首都高速の外壁に特段変わったことは見えない。
でも、世界でなにか大きなことが起こっても、今、私が診断している患者さんにはあまり関係のないことかもしれないと考えると、なんだか妙な気がする。
病気だからといっても、実際はいろんなことを考えているだろうけど、もし自分が手術後だったり、化学療法中だったりでしんどかったらそうなってしまうのではないかと思うのだ。病気とはそれほど深刻なことだし、天下国家、世界平和を考えるには、まず健康が必要ということか。
まずは目の前の仕事