多くの病理医にとって業務上大きな春の学会2つが終わった。この先は、自分の専門分野に特化した学会、研究会が続いていく。結構な労力と時間、さらにはお金を払って勉強をする。忙しいものだ。もちろんその間にも、日々の診断業務は途切れることなく続く。
先日、病理医になろうかと思っているという医学生から、一般の病理医のことがよくわからないというようなコメントをいただいた。そこでコロ健、病理医の仕事内容とか意義、やりがいを紹介しようと思っていたのだけど、じっくり考えてみると、内容は多岐わたっていて、一筋縄ではいきそうにない。5月中に始めようと思っていたのだけど、ほぼひと月遅れになってしまった。
ともあれ、大学とか研究所とかで活躍している病理学者と違い、市中病院の病理医がどんなことをして、仕事と向き合い、自分の人生を考えているのかを紹介していきたい。一応見出しは全部で10としてみようと思っている。 もちろん病理医といっても十人十色、これはコロ健という病理医の1例に過ぎないということをあらかじめ、お断りしておく。
いつもの記事をとり混ぜて