最長10日になった春の大型連休が明けた月曜日の朝。いつもよりちょっと早めにホームに着いたが、すでにたくさんの人が並んでいた。いつもの通勤電車が戻ってきた。盆暮れ3月に加えて、飛び石連休も通勤の穴場なのかなどと、ホテルニューカマクラの駐車場の木立のあたりから聞こえてくるシジュウカラの声を聞きながら思った。
この連休、暦通りにしか休めなかったし、休みが長いので自宅待機の日もあった。さらには締め切りすぎの原稿の仕上げをしたり、研究関連の会議があったりと、なんだか慌ただしかった。それでもそれなりに心身を休めることができた。4月に職場が変わったばかりの身としては何よりの休日だった。
休んだといっても、別に何をしたというわけでもない。犬の散歩、遅めの朝食、庭の手入れ。どれも頭を空っぽにしてできた。そうしながら自分の仕事とか、家族とか、人生とかをあれこれ思い浮かべ、かろうじて平穏に過ごしていられる今の自分に感謝する。そういえば、この休みにインスタグラムを始めた。
大地震に襲われた熊本、大分の方達は連休どころではなかっだろう。避難生活を送られている方達には連休も何もあったものではなかったかも知れない。遠くにいて私にできることは限られているが、一日も早い復興をお祈りする。また、幸いにも難を逃れている地域にいる人間は、常に災害に備えるよう心がけたい。
母の日のプレゼントも渡せたし