この記事の中で取り上げた二の鳥居前の松の木、この前は道を挟んでの正面から見ていたので気がつかなかったのだけど、横からみたらホテルが立つ土地の上にかかっている部分が切られていました。
ホテル側としては枝が出ていることは問題でしょうから、先端部分を鎌倉市に切らせたということでしょう。
きちんと検証せず、JR東日本と鎌倉市に対して非難がましい書き方をしていました。
訂正します。
<以下は最初の記事>
鶴岡八幡宮ニノ鳥居前の二本の松の木、決して立派とはいえないのだが、そこはかとなく風情があってとても気に入っていた。
月の綺麗な晩など、道路を挟んでユニオン鎌倉店の前から見上げると、松に月がかかっているのが美しかった。
また、犬の散歩で、若宮大路を海の方に歩いてくると、2本の松がひょろっと立っているのが何とも言えない佇まいで、私的には鎌倉駅前の名物の一つだった。
この松が植わっているところは以前、鎌倉警察があったところだが、跡地にはJR東日本がホテルを建てる。
先日発掘調査も終わりいよいよ重機が入って本格的な工事が始まった。
昨夜、帰りにここを通ったら、1本の松の木がおかしなことになっている。
どうやら先の方を切られてしまったようだ。
どうしてこうも無粋なことをするのだろう。
植物は一度切ったらおしまいなのに何も考えちゃいない。
工事に差し障りがあるのだろうけど、それは工事をしている人間優先で、ホテルありきの姿勢が見え見えだ。
鎌倉にも本格的なホテルができると内心喜んでいたが、こういう姿勢の企業では興ざめだ。
二の鳥居前の動物病院の桜の木が伐採されたショックからなかなか立ち直れないでいるのに、今度は松の木が傷つけられた。桜の木は個人所有の土地にあったものだから、まあ、勝手にしたらいいけど、松の木のある歩道は公道では?ということは、ホテルを建ててくれるJR東日本に鎌倉市が忖度して切ってしまうことを許したのだろうか。
こういう企業が鎌倉に乗り込んでくるのかと考えると、悲しい気持ちになってしまう。
調子に乗って、伐採なんてことにならないで欲しい。
一度切ったら戻らない