通勤電車、今日はちょっと空いている。でも、いつもの時間に目覚め、いつもの電車に乗ると心身とも、休み前の状態へと急速に戻る。まるで、ぎゅうぎゅうにしていたスポンジのようだ。いつもの通勤と違っているのは、小学生の冬休みの宿題のように持ち帰った多量の資料があるだけだ。でも宿題に手をつけることはなく、この年末年始、仕事関連のことは何もしないで過ごした。メールも論文共著の確認メールがあっただけ。書類仕事がいくつか残ってしまった。その中の一つに、医師届出票というのがある。これは、2年に1度保健所に提出する書類で、医師としての自分がどこにいるかということを記載するもので、私の場合は従事しているのが病理診断科だとか専門医は病理専門医だとか、細胞診専門医であるということを記入する。ということも今日まで確認していなかった。あとは、ある研究会の会長選挙の投票用紙と、昔いた大学の医局からの現状調査書類。こんなもの、年賀状書きと一緒にやってしまえば、ほんの10分ほどでできることだったのに、できないでいた。
年賀状はいただいた方にだけ、お返事のような格好で書いている。裏面は写真入りで、コメントを書き添える。宛名は手書き。以前は宛名はみんな印字して、字を書くスペースもほとんどなかったのだけど、枚数的には何とかなる量なので、数年前からこのスタイルにしている。
どうしてだろうと考えてみると、ほんの書類仕事でも、精神的には相当なエネルギーを消費するということだ。”その気になる”ということはとても大変で、仕事というかそういったことに関するエネルギー準位は随分高いということになる。
今日からまた、”その気になって”頑張ろう。
病理診断の仕事は好きだし、研究も好きでやっていること、頑張らなくてはいけないがストレスはあまりない。そんな環境で仕事ができているということが幸せだということをよく自覚して、今年も笑顔で楽しくやっていこう。
次、ゆっくりできるのは夏休みかな