こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

自分で集め、自分で捨てる

2019年12月16日 | 日々思うこと、考えること
フラットコーテッドレトリバーのナイトの世話をしなくなったので、出勤前の散歩の時間が中途半端に空いてしまった。
妻が弁当を作ってくれるのをぼんやり見ていても仕方がないし、急かして塩加減を間違えさせても申し訳ない。そこで、ゴミ捨てを私の家事参加の仕事にすることにした。ナイトがいよいよとなった週に妻がインフルエンザで動かなくなった時からやり始め、そのまま続けている。ゴミ捨てといっても、妻がゴミ袋に詰めてくれたものを出すぐらいではあまり意味がない。家中各部屋を回ってゴミを集めて初めてゴミ捨てと言える。
面白いことに、そうするとわが家の数日の生活がわかるようになった。妻の調子が悪いときにはもちろんやっていたが、スポットではわからず、連続して行ってようやくわかるようになった。

これは、地域、国家、地球レベルでも言えることではなかろうか。私がよく覚えているのは、夢の島が周辺地域の環境を破壊しているという話とか、東京湾のヘドロ。これらの廃棄物問題は、最近でこそ聞かなくなったと思っていたら、核のゴミ問題が出てきた。福島第1原発では封じ込めることもできず、問題は深刻だ。地球温暖化は、温室効果ガスという空気のゴミが引き金となっている可能性が高い。誰も、何をしていいのかわからないまま、地球そのものが破滅に向かいつつある。

今朝も、家中のゴミを集め、膨れて重くなったゴミ袋をゴミステーションに持っていきながら、自分たちだけでこれほどのモノを不要なものとして排出しているのだと実感した。もし、世の中の人だれもが自分の出したゴミの重さを、週に数度でも感じたら、少しはこれらを減らそうと考えるようになるのではないかと思った。

缶びんプラ紙ダンボール

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