こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

さびしい散歩

2019年12月22日 | 犬との暮らし
昨晩、親父の家で妹の家族とともにクリスマス会を開いた。親父はすっかり弱ってしまっていて、立ち上がるのを手伝っていたら私が腰を痛めてしまった。これが介護なんだとはじめて知る。
夕食の準備をしていたら、テレビがついていて、親父がぼんやり観ていた。チャンネルをNHKの「大富豪同心」に換えようとしたら、妻が涙ぐんで、ナイトのことを思い出すからやめてくれと言う。二週間前にナイトが逝ってしまった時、ナイトと一緒に観ていた番組なので、悲しくなってしまう様だ。この調子では大富豪同心を妻と一緒に観ることはこの先もうないだろう。
休みの日の朝、7時には目がさめる。
もっと寝ていらことができたらいいのだけど、目が覚めてしまう。考えてみたらナイトがトイレのために外に出せと言ってくる時間が7時前後だった。今朝もしばらくぼんやりしていたが、昨日も体を動かさなかったということもあったし、そもそも時間を持て余してしまい、仕方なく一人で散歩に出た。
我が家の近所、どこを歩いてもナイトと一緒に歩いた思い出ばかりが浮かんでくる。
ナイトとの散歩で歩いていた頃、一人で歩いている人とすれ違い、”犬でも連れて歩いたらいいのに”なんて思ったこともあった。あの頃の私が、今の私をみたら、私はやっぱりそう思っただろうか。多少なりとも意地悪な気持ちを持っていた自分自身が嫌になる。
犬がいてもいなくても、一人というのは寂しいものだ。かといって、妻は散歩も辛いようだから誘えない。今日、一人で歩いている人とすれ違うことはなかったので、じゃあどう思うだろうということはよくわからなかった。

笑顔で歩く

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