通り雨のせいで、ちょっとしっとりした朝。全国的に晴れるなか、関東地方は雲の多い1日となるらしい。日付が4月1日と年度が改まり、多くの人が異動や就職で新天地で新たな出発をする。私の勤務先でも、病理医がいなかった時に非常勤として支えてくださった先生の代わりに、新しい先生が非常勤としてきてくださる。検査技師さんも新しい人がやってくる。臨床医もたくさんの先生がくる。病理と深く関わりのある、外科、腫瘍科、腎臓内科などなどそういったところにも、またいろんな先生が来た。受け入れる方も新たな出発。
人間関係を築くのはなんとかできるものの維持することにはあまり自信がない。過去、迷惑をかけてしまったことが思い出され、後悔の念が沸き起こってくることも少なくない。そんなことで、余計に自信が無くなっていくのかもしれない。だが、時間を後戻りさせることはできないのだから、それらのことは消し去ることも修正することもできない。そうであれば、それらを抱えたままま生きていくしかない。生きていくということは、そんなことの繰り返しなのかもしれない。
新しい出会いは、新しい人生と出会うこと。怖いこともあるが、楽しいこともあるにちがいない。この1年を振り返ると、停滞の一言に尽きる。コロナ禍のせいでほとんど固まって何も進歩がなかった。私こそコロナ禍に囚われていたのだ。そろそろストレッチして動き出そう。そのきっかけには新しい人との出会いはとてもいいことであるに違いなく、それを利用したいものだ。忘れてはならないのは、私がなすべきことは、自分のことだけではないということ。そのためにも、私自信が周りの人への負担にならない生き方を心がけなくてはならない。
話は少し変わるが、アンガーマネジメト手帳というものを入手して、先週から使い出した。早速効果はあり、怒りというものがコントロールできるかもしれないと希望を持ち始めている。そんなに簡単にイライラやムカムカが消えるわけではないものの、その都度それらを見つめ直して気長に続けてみようと思う。カバンに入れて常時携帯している。これも心機一転の一つと言っていいだろう。
笑顔