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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

気がつけば浦島太郎

2021年04月08日 | 生き方について考える
 朝はちょと肌寒いぐらいのほうが体がシャキッと目がさめるような気がする。今はほとんど耳にすることがなくなったが乾布摩擦なんてのを小学生の頃やったことがある。それほど劇的な効果があったという記憶がないので、あれは体を温めるというよりは気合を入れていただけではなかっただろうか。いずれにせよ乾布摩擦をしなくても過ごせるいい季節がやってきた。

 昨日はあれこれたてこんで、家に帰りついた頃には頭はぼーっとして、このまま脳が溶け、目が落ちてしまうのではないかというほどだったが、今朝起きたらスッキリしていた。どうも疲れただけのようだった。実際昨日は1時ごろから8時過ぎまでぶっ続けで仕事をしていたので疲れたのもしかたないが、たまたま昨日の仕事量が疲れさせたのか、それともただ単に年齢的な衰えによるものなのかはわからない。

 ちかごろ、後輩など若い知り合いが大学教授とか大病院の部長といった要職に就いたり、大きな賞を受賞するということをよく聞く。職場には若い人が目立つようになった。そんなことが急にはっきりと見えてきて、いつの間にか、自分が人生の半分をすでに過ぎていたということ自覚する。若い若いと思っていたら実は老人だったという、浦島太郎の話は実はこんなことだったのではないか。浦島太郎が玉手箱を開けた時はもう人生の第4コーナーを過ぎたところだった。定年前の私にすれば今は第4コーナーに差し掛かる少し手前の短い直線あたりだろう。

 ここまで、落馬しかけたり、他の馬と接触したり、いろいろなアクシデントがあったが、いまのところまだ人生にしがみついて走っている。手綱を掴む手の力の衰えはいかんともしがたいが、それでも馬は走っているわけで、振り落とされないかぎりは人馬一体、それなりにベストを尽くしていたい。
健やかに老いる

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