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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

インドの窮状と日本の明日

2021年04月30日 | 自然災害・事故・感染症
 空は明るく穏やか、少し湿度は高くしっとりした空気に包まれた気持ちのいい朝。でも、家の前の道路はびしょびしょで大量の葉が落ちていて夜半の嵐の物凄さを物語っている。今日も通勤、通学の人は割合いて、電車はそこそこ混んでいて、去年の今頃とは雲泥の差だ。去年は休めたのに、今年はどうして休めないのかわからないが、休むに休めない人というのはずいぶんいるのだろう。ハンコもなくなったはずなのに。
 エッセンシャルワーカーの定義も難しい。今や医療者といえば対コロナ要員ばかりがクローズアップされるが、そのほかにも命のための医療を要する人はいる。そのための要員が確保できないということが医療崩壊な訳だが、じゃあそれはどこまでを指すのかは誰にもわからない。結局のところ、コロナ禍における要不要の判断なんて、本人ならびに周りの状況次第ということになる。


 今、インドでは一旦は抑え込んだと思っていた新型コロナウイルス感染が、第2波となって爆発的に増えている。駐車場だか空き地だかでの火葬の光景(AFPBB News)は悲痛だ。酸素不足は深刻で、工業用酸素の医用転用のため、SUZUKIが現地法人での自動車生産をストップさせたというが、どれほどもつか。

 ワクチンとの競争、という様な感じで推移していたが、ここにきて様相は変わりつつある。新型コロナウイルスは変異を繰り返し、もしかしたらある程度封じ込むことができたかもしれなかった段階をN501Yとなってくぐり抜けてしまった。新型コロナウイルスにしても生存競争は厳しいのかもしれない。

 アメリカでは、新型コロナウイルスワクチン接種者は屋外ではマスクなしでもいいとなったらしいが、現在のワクチンがN501Yにどれだけ効果があるのかがわからない段階で、これは早計だ。ロックダウンなどの措置は必要ないかもしれないが、新しい生活様式の徹底は、継続すべきで、この先日本でも同様だ。インドでのことは他山の石として役立てなくては、オリンピック・パラリンピックの開催など覚束ない。
明日からはおこもり

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