きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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タカの渡り’20.9/29

2020年10月06日 | タカの渡り観察
全国的に有名なタカの渡り観察地としては、東北地方では青森県の竜飛岬がある。我が家からは6時間はかかり、なかなか行く気になれない。もっと近いところ、山形県内にないのか。いろいろ調べた結果が2か所。今までタカの渡りを見に行ったことがないので、今回、下見のつもりで、思い切って出かけることに。行ったのは、秋田県との境にある鳥海山。自宅から酒田市まで2時間。酒田市から遊佐町を通り、鳥海山秋田側の鉾立駐車場まで1時間。片道計3時間かかる。早朝3時半に自宅を出、現地には7時半頃到着。秋の登山シーズンということか、車が結構駐車していた。鳥海山に来たのは、30数年前以来の2回目だ。なので、全く記憶がなく、初めて来たのと同じ状況だ。
まずは、ここから見える景色を。今日は天気が良く、青空いっぱい。眼下には、海の向こうに飛島が見える。飛島から鳥海山は何度も見ているが、鳥海山から飛島を見るのは初めてだ。飛島は小さな島だ。目線を右の方(北側)に向けると、風車がびっしり立っている。遊佐町沖は今は何もないが、現在、洋上風力発電事業の計画が4社から出されている。近い将来、ここに洋上風発機がずらーっと立ち並ぶことになるのか。鳥たちにどんな影響が出るのか不安になる。

事前のリサーチによると、ハチクマの渡りのピークは20日過ぎ頃だった模様。ただ一斉に渡るわけではなく、遅れて渡る個体もいるはず。・・・と、わずかな期待を持って、じっと出を待つこと2時間余り。予想では、眼下の樹林帯からタカがふわっと飛び出してくるのかと思っていたが、何気なく後方の山頂の方を見ると、猛禽類が上空を旋回している。かなり遠く、米粒大の大きさだったが、双眼鏡で見た時、「イヌワシ!」と思った。初めにそう思ったら、すっかり思い込んでしまい、同じ目的で鳥見している方々に「イヌワシ、出ましたよ。」と話してしまった。しかし、画像を拡大し確認すると、「ん~?」翼の長さ、幅、翼先の突出、分裂数からハチクマだった。大変申し訳ないことを言ってしまった。すみませんでした。
①ハチクマ

②ツミ

③オオタカ

④ノスリ

⑤トビ *渡りではないが、一応猛禽ということで・・・。

約5時間粘った。結果、それほど期待していなかったが、少しは猛禽類が飛んでくれたのでホッとした。来年は、是非とも「タカ柱」を見てみたいものだ。写真は、なかなか青空バックで撮れず、シルエット的な画像ばかりでとっても残念だった。とにかく露出が難しかった。来年に向けての課題が山積みとなった。
【出会った鳥たち】 ハチクマ3、ツミ2、ノスリ2、トビ3、カケス2、ホオジロ1、ヒヨドリ200±、ウソ(声)

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2 コメント

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Unknown (i130)
2020-10-06 18:19:11
NOBUさん、こんばんは。
ハチクマの滑空、かっこいいスタイルです。
そこも良好な上昇気流が発生しているところですね。渡りのピーク時はすごいでしょうね、きっと。
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i130さん (NOBU)
2020-10-06 22:15:59
コメント有難うございます。
今回は、タカの渡りの観察地の下見ということで行ってみました。ピークは過ぎたものの、何とかハチクマが飛んでくれてうれしかったです。
観察ポイントや撮影のポイントなど、いろいろと参考になりました。
来年は、しっかり準備をして臨みたいと思います。
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