きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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蒲生干潟’23.9/1

2023年09月02日 | シギチ日記

8月の平均気温が過去最高となったらしい。こう毎日毎日猛暑日が続くのだから、納得というもの。一体いつになったら、涼しい日々がやってくるのか。さて、鳥の世界は渡りの季節に入っているはずだが、今季はどうなのかなぁ。こう暑くては、渡りを延期しているかもしれないなぁ。まずは、行って確かめてみなければ・・・。9月に入ったことだし、思い切って、太平洋側の蒲生干潟に行ってみることに。日中は暑いので、早朝の涼しいうちに鳥見して、お昼頃には家に帰るようにしよう。夜明け前の3時半頃家を出て、向洋海浜公園駐車場に着いたのが、5時半過ぎだった。機材等の準備をして、海岸に下りた。今日は思ったより波が高い。久しぶりに砂浜を歩く。こんなに歩きにくかったっけ。10分ほど歩いただけで汗びっしょりになった。ここで、失敗に気付いた。潮の満ち引きをチェックしてくるのを忘れていた。どうやらこの時間帯は潮が満ちている状態で、干潟は水に覆われている。見えるのは、白いサギたちだけ。シギチドリの姿は皆無。それでも、せっかくここまで来たんだからと、双眼鏡でしつこくチェックしていくと、草むらに鳥を発見。クチバシを羽に入れているが、シギのようだ。しばらく待つと、クチバシを出した姿に。オオソリハシシギだ。いきなり大物シギの登場にびっくりだったが、これでスカは回避できたのでよかった。

<オオソリハシシギ幼鳥>

十分に観察撮影できたので、他のシギチを期待し探し回るも、やっぱりシギチの姿は無し。向こうの枯れ木にミサゴの姿を発見した。そういえば、これまでじっくりミサゴを撮ったことがなかった。シギチがいないこともあり、のんびりとミサゴに相手してもらった。

<ミサゴ>

日和山の駐車場にトイレができたと鳥友に聞いていたので、日和山の方に移動することにした。ちょっと遅めの朝食を車中で済ませ、機材を持って、いざ、日和山へ。この山は「日本一低い山」だ。標高何と、3m。国土地理院に認定されている正真正銘日本一低い山だ。標高3mを一気に駆け上がり(笑)、干潟の方を見回した。やはり、こちら側からもシギチの姿は無し。ただ、南側の砂地で写真を撮っている鳥見の方がいた。何かいるんだなと、そちらに歩き、カメラの向く先を確認すると、シギがいた。やや中型のシギ、オバシギだ。ネットで、一週間前ぐらいに蒲生にオバシギが来ていると情報があったので、まだ居るかもと期待して来たのだが、ラッキーだった。事前情報では3羽居たようだが、2羽しか確認できなかった。これまでオバシギに出会う機会がなかったので、ずっと会いたいと思っていたシギさんだ。

オバシギの幼鳥だったが、たっぷりと観察撮影することができた。三脚を低くして、じっとしていると、エサ取りに夢中なためか、結構近くまで来てくれる。

<オバシギ幼鳥>

オバシギ2羽と一緒にいたのが、このトウネン。トウネンが1羽だけというのは意外だが、オバシギ2羽が一緒なので、安心という事かな。こちらも幼鳥のようだ。

<トウネン幼鳥>

オバシギを観察していると、突然、違うシギが視界に入ってきた。キアシシギだ。上面の羽縁が点状に白いので、これまた幼鳥だろう。オバシギたちが飛び去った後も、キアシシギは波打ち際の岩の上でのんびりしていた。

<キアシシギ幼鳥>

相手してくれたシギたちがいなくなったので、10時頃、大沼の方に移動した。沼の畔に車をとめ、沼の様子をチェック。中ほどの砂地に水たまりがあり、そこに居たのは、トウネン1羽とコチドリ3羽だった。遠いので、証拠写真程度に数枚撮り、帰ろうとすると、電線にミサゴがいるのを発見。蒲生でも撮ったが、ここでは、飛び去るところの飛翔写真を撮った。最後はミサゴで終了となった。

<トウネン、コチドリ>

<ミサゴ>

今日は、結果的に5種のシギ・チドリに出会うことができた。そして、ミサゴもとまり物と飛び物の両方を撮ることができた。期待以上に良かったんじゃないかな。できれば、もう一回シギチ鳥見したいと思っているが、タカの渡りも始まるしなぁ・・・。さて、どうなるか。

【出会った鳥たち】 ミサゴ、コチドリ、トウネン、キアシシギ1、オバシギ2、オオソリハシシギ1 他

 


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