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浦和対策のカウンター(10/1浦和対京都)

2008-10-02 18:48:18 | 浦和レッズ
京都は、予想通り3トップできました。しかし、その3トップの中に本来MFのフェルナンジーニョが入っていたことで、浦和ベンチは特別な対策は打たなくても、フェルナンジーニョがMFに下がってくるに違いないと判断して、急造4バックを立ち上がりからはしませんでした。

また、そのフェルナンジーニョがオーバーヘッドキックの際に着地を誤り、腕を痛めてボランチの安藤と交代となれば、加藤監督の何をやってくるか分からない怖さは消えたように感じました。

先制点は田原のポストプレーに堀之内がクリアしきれず、そのこぼれ球を中谷に決められたもので、闘莉王の不在が惜しまれます。しかし、名古屋戦で連係を取り戻した浦和攻撃陣は、今までは合わなかった高原とエジミウソンにコンビプレーが出たり、相手バックパスに運動量の少なさを指摘されていたエジミウソンが追ったり、すっかり自信を取り戻していました。

その結果、ポンテのFKにエジミウソンがダイビングヘッドを見せて同点に追い付くと、その2分後にポンテの鮮やかな個人技が出て、GKをかわし、あとは当てるだけというクロスを高原に送って逆転しました。

いつもの浦和なら、この2点で勝てるはずです。しかし、もう打つ手がないように思えた京都ベンチが、思い切った策に出ます。右SBの増島を下げて、角田を投入して左MFに置き、中盤をダイヤモンドに変えてきました。

この交代で、中盤の守備的な選手はシジクレイ一人になり、佐藤勇人までトップ下に上げる超攻撃的布陣できました。また、浦和がポンテ中心に、名古屋戦のような強気のサッカーをしてきたことで、京都がカウンター狙いに攻撃を絞りました。

カウンターと言っても、上がってくる枚数が2、3枚なら、浦和も落ち着いて対処できるでしょう。しかし、昨日の京都のカウンターは4、5枚が一気に上がってきました。本来、浦和もカウンターに備えるために、DFラインの前に「止め役」を用意しておくのですが、その選手が役に立たないほど、京都にうまくボールをつながれました。

その結果、柳沢のゴールは浦和DFラインの前でボールを回されるという、普段ならあり得ない形ですが、京都のカウンターがあまりに鋭かったので、全員がDFラインに吸収された結果でしょう。

この引き分けは相当痛いです。ただ、まだどこのチームも決定打はありません。最後までもつれる可能性は十分あります。チーム状態は決して悪くありませんから、追う立場を理解して勝ち点3を積み重ねるだけです。
コメント (2)
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