Kobby loves 埼玉&レッズ

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計算できるものの崩壊(10/5千葉対浦和)

2008-10-05 17:17:21 | 浦和レッズ
一見、この試合は、1-3と完全に負けの展開から、パワープレーを仕掛けて1点を返し、最後まで戦う気持ちを見せてくれた試合に見えます。しかし、私にはこの試合は、浦和が拠り所にしてきた、計算できるはずの守備が崩壊した、深刻な敗戦に見えます。それは、3失点の内容を見れば想像できます。

まず、開始直後に取られた1点目は、坪井が谷澤に個人技で切り返され、闘莉王のカバーリングが間に合わず深井に決められたものです。坪井のスピードや、闘莉王のカバーリングは常に計算できるものとして、エンゲルス監督は思っていたでしょうし、それが崩されての失点は深刻です。

ただ、それでも、この失点は闘莉王が自ら責任を感じて、エジミウソンの個人技からの崩しでゴールを決めて同点にしましたから、これだけで済めば単なる事故で片付けられたかもしれません。しかし、後半の2失点はひどすぎました。一番ひどかったのは、ミシェウのパスを受けた深井と阿部勇樹の1対1です。

阿部勇樹は、千葉時代から1対1の強さには定評があって、「阿部勇樹のところは抜かれない」という絶対的な信頼を得ていたでしょう。しかし、深井にマルセイユ・ルーレットという、ジダンが得意にしていた個人技を見せられると、なす術もなく置いていかれ、フリーでゴールを決められています。

マルセイユ・ルーレットはもう日本では珍しい技ではありませんから、阿部勇樹の力があれば止められると判断して間違いありません。しかし、その絶対的な信頼が崩された、この失点には目を疑いました。やはり、ACLの疲れは選手をむしばんでいるのでしょう。この連戦に全部出ているポンテも、中盤で歩いている場面が目立ちました。

結局、エンゲルスもオジェックと同じように、全試合ベストメンバーを並べようとしてしまったわけです。これは予想以上に大きな影響がありそうで、何とかACLのG大阪戦を逆転可能な点差に抑えて(できれば引き分けて)、負傷者を出さないでくれと、今は祈るような気持ちです。

ただ、五輪で4位になったバドミントンの末綱選手は、不調のときは今の自分が出来る範囲でプレーすれば、いつの間にか不調は過ぎていると言っていました。そんなプレーを、G大阪戦で出た選手には期待するだけです。
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金木犀の花

2008-10-05 11:54:18 | 雑記
今の時期、金木犀(キンモクセイ)の花が満開で、気持ちの良い芳香が漂ってきます。昔はトイレの芳香剤と同じという理由であまり好きではありませんでしたが、ちょうど気持ちの良い秋晴れと重なることが多く、今は気に入っています。

去年も書いたかもしれませんが、この花は、散歩のときに父が教えてくれたことで知りました。その当時は病気でふさぎ込んでいた私に、父が少しでも元気を取り戻してもらおうと思って、連れ出してくれた散歩でした。

今でも、この金木犀の香りがすると、父のあのときの愛情を思い出します。
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