Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ポストプレーヤーの使い方(ラフリッチ)

2008-10-27 18:50:09 | 他チーム
昨日は浦和戦終了後、大宮対千葉の残留決戦を見ていました。大宮はここまで6連敗中で、エースストライカーのデニス・マルケスの不在がもろに響いています。しかし、もう一つの理由として、長身FWのラフリッチを使いこなしていなかったこともあります。

ラフリッチはスロベニア代表経験もありますから、決して実力不足には思えなかったのですが、確かに名古屋のヨンセンと比較すると、オフサイドラインのくぐり方がうまくなく、ボールをネットに突き刺してもオフサイドで取り消しというシーンは多かったです。

しかし、ポストプレーヤーのラフリッチは、点を取るだけが活躍の場ではありません。しっかり前線でボールを落ち着かせて、味方の上がりを助けるのも重要な役割のはずです。しかし、柏に0-4で敗れた試合を見る限り、その役割ができないのはチーム全体の不振もあると思っていました。

苦しくなると、自陣からでもラフリッチを見てロングボールを蹴ってしまうのでは、たとえラフリッチが頭に当ててもフォローがなく、単に無駄に相手ボールにするだけです。しかし、今回の試合で大宮の樋口監督が与えた指示は、簡単な表現ながらも、的を射た言葉でした。

それは、「ラフリッチに短い距離でボールを出しなさい」という指示です。こんな短い指示でチームが変わるのか、半信半疑でしたが、確かに短いボールをラフリッチに供給するためには、ある程度高い位置でキープする必要があります。

これだけでも、本当に指示を実行できればボールキープ率を上げることになりますし、また、ラフリッチがポストプレーをした後のフォローも付けやすくなります。映像で見ても、ラフリッチに短いパスが入った後は、良い攻撃の形を作れていました。

これを見て、思い出したのは1999年に浦和に加入した盛田剛平選手のことでした。強力なポストが前にいると、当時の浦和はロングボールを狙いすぎていました。しかし、やはり無理なボールを放り込まれるだけでは盛田は生きません。

あの当時は小野伸二もいたのですから、トップ下でキープして、もう少し短いボールを供給してやれれば、少なくともJ2には落ちなかったのではと、当時を残念に思います。
コメント
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