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意外な力の台頭(10/26新潟対浦和)

2008-10-26 21:03:43 | 浦和レッズ
今日の新潟戦、テレビ観戦でしたが、レッズサポとしてはとにかく勝ったことは良かったです。不協和音が出始めたチーム状況を、少しでも好転させるために、次の天皇杯愛媛FC戦をうまく使って、疲労のたまった選手は休ませ、逆に出番の少ない選手には適度にチャンスを与えて勝ち上がることを期待したいです。

ただ、この新潟戦をシビアに見ると、内容としては良くなかったと思います。特に前半の内容はひどく、パスがつながらず新潟の不調に助けられた0-0で、このままでは負けるという危機感は強く感じました。特に、浦和の課題はセットプレーの守備です。この試合でも前半の終了間際にアレッサンドロにシュートを打たれ、それが都築に偶然当たったから助かったというシーンもありました。

その理由は、浦和がセットプレーの守備をマンツーマンにしているという事情もあります。一見、一人が一人を消すマンツーマンは、誰かがミスをしない限り失点しないように見えますが、たまに味方や敵の選手の視界の外をうまく通過して、その選手を「壁」に使えばマーカーを外すことも可能です。

去年、あれだけゾーンでうまく行っていたセットプレーの守備が、今年は安定せず相手に隙を突かれているのは、何とか改善して欲しい課題です。ただ、後半の浦和は持ち直しました。ポンテがここのところの不調で責任を感じ、「俺が点を取らせてやる」という気持ちを持てたのか、後半は前を向いてボールを受けたり、サイドに流れてクロスを入れたりできていました。

また、田中達也の投入も良かったです。コンディション的に先発出場は厳しいのでしょうが、それでもポンテのパスと一番息が合っているのは達也で、走り込んでボールを受けるという動きが浦和を活性化しているのは間違いありません。

そんな動きが、細貝という、相手にとっては予想外の選手の活躍につながったのでしょう。このゴールは、ニアサイドがぽっかり空いた、新潟の守備のミスではあるのですが、そこでゴールを決められる細貝の落ち着きぶりも称えたいと思います。

おそらく、今シーズン一番成長した選手は細貝で、鈴木啓太の今節出場停止の穴をある程度までは埋められるまでになりました。一見、ACL制覇を逃し、何もないシーズンかと思うサポーターは多いでしょうが、細貝の成長は間違いなくエンゲルスの一番の功績ではと思います。
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