Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

3か5か(10/12浦和L対新潟L)

2008-10-12 17:41:42 | レディース
今日は、駒場までレッズレディース(以下浦和)の試合を見に行ってきました。写真はヒーローインタビューの村松監督です。村松監督も自ら認めていたように、この試合は結果こそ1-0で勝ちましたが、新潟のプレスに苦しんだ試合でした。その理由は、新潟の布陣を見ているとだいたい推測がつきました。

新潟の布陣は、4-1-3-2で、中盤をダイヤモンド気味にしながらも、サイドハーフには高い位置をキープしてもらいたいという意図を感じました。タイトルの「3か5か」というのは、新潟の攻撃的選手の枚数という意味で、本来なら「5」にしたいのが新潟ベンチの意図でしょう。

しかし、前半は浦和のボールキープ率が高く、サイドハーフ2枚は両方ともボランチの位置まで下げさせられてしまいました。どうしても、浦和のサイドハーフの柳田、岩倉をSB一枚では止めきれないと見たのか、新潟はここでキープされるとサイドハーフを帰陣させて対応しました。

そうなると、新潟の攻撃の枚数は「3」です。実際、4バックとダブルボランチがしっかりポジションを取っていれば、「3」の新潟は怖くありません。浦和としては、この試合は新潟の攻撃の枚数を最後まで「3」で抑えこめば完勝とみていいと思います。たまたま、先制点は相手GKのミスを窪田が押し込んだもので、前半は1-0で折り返しましたが、前半の戦い振りには何の不安も持っていませんでした。

しかし、後半、後がなくなった新潟が、ファウル覚悟で浦和のプレスを止めに来た捨て身の手が、奏効します。後半の20分すぎから、浦和のMF陣が運動量の低下で連動性が落ち、北本の欠場で攻撃面で大きな期待がかかる安藤が、トップの位置から下がって来れなくなってきます。

これで、息を吹き返した新潟は、トップ下の10番、上尾野辺(かみおのべ)を軸に、カウンターで浦和を攻略します。一時的には、攻撃の枚数を「5」にすることに成功します。何とかGK山郷の好守でしのいだり、シュートをDFがブロックしたりで、得点こそ許しませんでしたが、非常に冷や汗をかかされた後半戦でした。

そのため、日テレ追撃には最低限の勝ち点3こそ得ましたが、この内容では最後の日テレとの直接対決は厳しいものになりそうで、そこまでに何とかチームとしての形を取り戻し、やるからには逆転優勝を目指すつもりで頑張って欲しいものです。
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日本みたいなチーム(カタール代表)

2008-10-12 10:13:05 | ワールドサッカー
昨日、ウズベキスタンのネタを出したので、今日はカタールについて話します。本来なら11月のカタール戦の直前に出した方がインパクトがあるのでしょうが、文章にしておかないとそのときまで記憶できる自信がないので、今出します。ただ、カタールも健康上の理由から監督が交代していますので、やはりこのサッカーはあてにはなりません。

カタールの布陣は、日本の岡田監督と同じ、4-4-2です。暑い中東の国独特のカウンターサッカーかと思いきや、プレスを前から掛けてくる、日本とよく似たチームを作っています。ただ、カタールはウルグアイから帰化した、セバスチャンという強力なFWがいて、個人技で一気に持っていくことができます。

事実、アジアカップで日本が対戦したときも、セバスチャンに強烈なFKを叩き込まれて、日本は痛恨のドローを喫しています。こういう選手は日本にはいないので、一見日本より強いかに思えます。また、中村俊輔を思わせるようなFKの名手もいます。

しかし、弱点もたくさんあるチームです。一番の弱点は、相手のクロスやCKなどが入ったり、プレーの流れが変わった瞬間、DFの足が止まることです。解説の早野さんは、「ボールウォッチャーになる」という表現を使っていましたが、これだけ動きが止まれば誰でもわかるくらい、全員の足が止まっています。

そのため、一瞬の動きに強いタイプのFW(田中達也あたり)を、連続してクロスを入れて走らせれば、意外と簡単に点は取れそうな相手に思えます。また、最初からプレスを掛けるサッカーをする割に、体力レベルはそれほど高くなく、ウズベキスタン戦では足がつる選手が続出していました。

そのため、日本と同じサッカーをやろうとしてきたら、日本より先に足が止まるのは確実で、そこで徹底的に叩けば十分攻略は可能な相手に見えます。カタールといえば、帰化したエメルソン(元浦和)を3次予選で出してきたことがありますが、エメルソンのU-20ブラジル代表歴がひっかかり、対戦相手からクレームが来て出場できなくなったので、日本戦に出てくることはないでしょう。

ただ、それでもセバスチャンの個人技は、一人で点を取ることも可能ですから、気を緩めることはできない相手ですが、この相手なら、「アウェイでも勝ち点3を取れ」というノルマを課したいです。
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