大相撲秋場所総括

今日は、NACK5スタジアムへ行こうかと思いましたが、スカパーでG大阪対鹿島戦をやるので、取りやめてテレビ観戦にします。その感想は、もしかしたら書くかもしれませんが、レッズ戦ではないので、どこまで集中力を保って見られるかわからないので、あまり期待しないで下さい。

今回は、先週終了した、大相撲秋場所のネタです。朝青龍が肘の故障で途中休場したことで、白鵬独走の雰囲気が漂い、結果もその通りに白鵬の優勝に終わりました。この優勝は、いよいよ大相撲が「白鵬時代」に突入したというきっかけになるかもしれません。それは、白鵬が、かつての横綱貴乃花を彷彿させる相撲のうまさを身につけたからです。

それが、一番現れていたのは、14日目の琴欧洲戦でした。琴欧洲が初優勝したときは、相手の懐の深さと力の強さに圧倒され、四つになれば琴欧洲というイメージを抱いていました。しかし、今場所の琴欧洲の調子が良くないことを考慮に入れても、この一番では、琴欧洲に十分に上手を引きつけられ、力比べの展開になりそうながっぷり四つになりました。

もし、白鵬が、そのまま力比べを挑んでいたら、琴欧洲に寄り切られる可能性が高かった一番ですが、白鵬は、貴乃花の特技でもある、相手の上手を切りに行く技術を身につけていました。うまく下手まわしを抜いて、琴欧洲のわき腹を押して腰を振ると、琴欧洲の上手は見事に切れていました。こうなれば、完全に白鵬のものです。

その後の展開は忘れていて、たぶん投げたと思うのですが、さすが横綱と唸らせる取り口は、「白鵬時代」の到来を予感させました。ただ、追う立場のはずの琴光喜は、尿道結石でベストコンディションではなく、よく11勝もできたなという状態でした。今場所は白鵬の優勝は約束されていた感もあります。

ただ、もちろんライバルには現れて欲しいです。その候補は、東関脇の安馬です。体重が120kg前後なので、相手にがっぷり四つを許すと体力的にきついですが、真っ向から向かって動き勝つスピード相撲は、朝青龍の若い頃を思い出します。その安馬は、来場所大関挑戦です。大関安馬と、横綱白鵬が優勝を争う展開になれば、相撲はもっと面白くなると思います。